先ごろの全米オープンテニストーナメントで、日本人として初めての準優勝の歴史的快挙を果たした錦織選手の活躍は、日本中を称賛の嵐とし熱くしました。
ところで、国枝慎吾のことは全く報じられておりません。国枝慎吾はUS OPEN New Yorkで、錦織の準優勝に先駆け、9月5日に優勝しました。こちらのUS Open Tennisは2005年に始まったテニスの全米の車いすテニス部門で、一般テニスのトーナメントと同じニューヨークのフラッシング メドウで開催されておりました。
国枝慎吾の国枝 慎吾はグランドスラムでシングルス16勝、ダブルス15勝の男子世界歴代最多記録をもつ。パラリンピックでもシングルスで2個・ダブルスで1個の金メダルを獲得している車椅子テニスプレイヤーです。まさに、日本が誇るスーパースターであり、今回のUS OPENでの優勝は、日本が誇れる快挙であると言えます。
面白い逸話があるので紹介したい。
スポーツ評論家の西村金吾 が彼のブログで、ロジャーフェデラーから直接聞いた話として次のように話しております。
日本の記者がロジャー・フェデラーにインタビューしたときに「なぜ日本のテニス界には世界的な選手が出てこないのか」と聞いたらしいんです。
するとフェデラーは「何を言っているんだ君は? 日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言った。
加えて、フェデラーが日本の記者に自身のグランドスラム(4大大会すべてを1年間で制覇すること)について聞かれたときも、
「グランドスラムは自分よりもクニエダの方が先だろう」
と答えたというのです。(Premium webより引用)
更に、今回のUS Open NewYorkの女子シングルでも上地結衣が優勝したことを述べておかなければなりません。このように、日本は車いすテニスの分野で世界のトップを走っていうことを認識すべきでしょう。