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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

ホトトギス’15  (bon)

2015-10-12 | 花鳥風月

 今年も、少し前からホトトギス(杜鵑草)が咲いています。
今日は、体育の日です。 風もなく穏やかな秋晴れで、とても気持ちの良いお天気となりました。

 昨年も、このブログ記事アップして(2014.10.3)いますが、この山野草の名前は、鳥のホトトギス(杜鵑)
の胸の模様に似ているところからつけられたそうです。 昔の人は、どうしてこの2つを結び付けたのか? 
この花を見て、鳥のホトトギスの胸の模様に似ていると思った人は、既に鳥のほうを良く知っていた人で
あるわけですが、なんとも博学の人がいたものと改めて感心しています。

 ベランダに咲いているホトトギス       アップしました
   

 

 山野草のホトトギスは、昨年記事アップしましたので、今回は鳥の方を調べてみました。 
確かに胸元の模様は縞模様になっていますが、それほど似ているとは思えないのですね。しかし、
これに似せて“ホトトギス”と命名したのには、やはり“風流”のセンスのなせる業なのでしょう。
ついでに、(鳥の)同じホトトギス科に“カッコウ”がいて、やはり胸元には縞模様があります。
しかし、花を見てカッコウと名付けなかったのは、同じ種の“総家?”がホトトギス(ホトトギス目
ホトトギス科)だからなのでしょう。

       ホトトギス(鳥)(山と渓谷社 日本の野鳥より)
          

 

 蓼科では、K邸の周りの森に、時季ともなれば“カッコウ”が終日鳴いています。その姿は見たことは
ありませんが、何とものどかな高原の響きに包まれるのです。
しかし、ホトトギスの鳴き声はカッコウよりはるかに珍しいですね。“特許許可局”と鳴くといいますが、
そういわれればそうですね。

 鳥のホトトギスは、昔から人々の話題として登場しているのですね。夜にも鳴く鳥として、
その声が美しい故に珍重されてきたようです。

   「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」信長

   「鳴かぬなら 鳴かせて見せよう ホトトギス」秀吉

   「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」家康

 
    「ほととぎす 鳴きつる方をながむれば ただ有明けの月ぞ残れる」藤原実定
 

  最後に、山野草のホトトギスに戻って、花言葉をどうぞ~

 永遠にあなたのもの  秘めた意志  秘めた恋  恥ずかしがりや  永遠の若さ

 

鳥(ホトトギス)の鳴き声・・特許許可局

 

こちらも鳥です。

 

 

 

 

 

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