今年も武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が行われるほか
全国各地で、追悼式が行われます。あれから72年が過ぎるのですね。
映画の話です。1956年製作のアメリカ・ハリウッド映画です。
沖縄が舞台になっているほか、奈良や京都などでもロケしたというコミック映画です。
(監督:ダニエル・マン、出演者:マーロン・ブランド、グレン・フォード、京マチ子)
1957年といいますから、私が高校2年か3年の頃かと思います。この映画を観たんです
ね。 この頃は、殆ど映画などを観に行くことが無かったので、どのようなきっかけで、
誰かに誘われたのか、誰と行ったのかも全く覚えていないのですが。
しかし、ハリウッド映画に日本の女性(京マチ子)が出演しているという印象はかなり
強いものがありました。不思議とこの映画のシーンはいくつか覚えています。マーロン・
ブランドは、この時初めて見る人でしたが同様に印象深く、後々まで記憶に残っていまし
た。
(kinema noteより)
8月15日は、忘れることのできない終戦の日ですが、この映画の表題から、終戦に関連
付けた皮肉っぽい解釈もあるかもしれませんが、原題は、The Teahouse of the August
Moonで、August Moonは、中秋の名月だそうで、旧暦8月15日を意味しているとか。
原作者のヴァ―ン・シュナイダーは、1916年生まれで、1945年,沖縄上陸作戦に参加して
おり、軍政チームの一員として桃原地区の地域監督官に就任していたとありますから、こ
の時の異文化の印象が小説の元となっているのかもせれません。
当時、このようなことは、全く気付くはずもありませんでした。
この映画で印象深かった、京マチ子は、大正13年生まれで、今年93歳で大阪に住む・・と
ありました。羅生門、源氏物語、雨月物語、華麗なる一族 などたくさんの映画・ドラマに
主演し、1987年紫綬褒章、1994年勲四等宝冠章などを受賞し、今年(2017年3月)、第40回
日本アカデミー賞・会長功労賞を受賞したとありました。
予告編