超大型の台風21号が接近しており、居座る秋雨前線を刺激し、さらには合流する形で
日本列島を水浸しにしています。関東地方では、もう半月も太陽を見ていないような気が
しています。
台風21号(ラン=嵐)は、今日(22日)9時現在、四国沖1000km南にあって、925hP、
中心付近最大瞬間風速70m/s、速度北北東35km/h、超大型で非常に強い台風で、1959年
(昭和34年)、戦後最大級の高潮被害をもたらした“伊勢湾台風”に似ていると言われて
います。これは、東海エリアで発生した大規模な高潮により、死者・行方不明者が5,000名
以上に達する大きな被害となったのでした。
台風21号(22日9時)
(KUTVテレビ高知より)
この台風接近のため、蓼科農園での最大のイベント「収穫祭」が、直前(20日)に
なって中止し別途 日を改め仕切り直すことにしたのです。何か月も前から、10月21~24日
の日程は設定されていて、各人は、それぞれこの日程を意識して、行動予定を立て、さらに
は収穫祭のための準備をしてきているのです。
既に後期高齢者もしばらく経ったお年頃で、サンデー毎日の我々ではありますが、それは
それなりに、いろいろと計画があり、今なお行動盛んなお年寄り連中ですので、日程をすぐ
にずらすなどが難しいのです。 生鮭なども北海道に既に注文済みで、誰もいないところに
配達されてしまう。翌日のゴルフもドタキャンする羽目に・・。
昨年の収穫祭風景
今日22日は、第48回衆議院選挙投票日です。 この台風接近のため、22日当日は暴風
雨が予想されるため、九州地方では、前日(21日)を投票日と変更して、市民に知らせる
などの対応をとる自治体もあり、そうでないところでは、1日前の期日前投票に長い列が
出来たところもあったようです。 今日の投票を決めていた人たちにとって、暴風雨に禍さ
れ 投票棄権を余儀なくされた人もいるかもしれません。 候補者にとって、幸いした人も
いるかもしれませんし、そうでない不運に見舞われた人もいるかもしれません。
いずれにしても、この大規模台風によって、投票率、選挙結果が少なからず影響を受ける
こととなってしまいました。
長蛇の期日前投票(21日)
(ネット画像より)
京都平安時代祭も中止されました。10月22日がその日で、雨天の場合は順延とされて
いますが、今回ばかりはそうも行かず、20日の朝までその準備が進められていましたが、
その後、苦渋の決断で、今年は“中止”となりました。 22日(今日)も大雨、風も強く、
順延(23日)するにしても、台風がより接近して暴風雨が予想され、止む無く今年は中止
ということになったのでした。有料観覧席の購入者には、それぞれ払い戻しされるそうです。
「時代祭」は、1895年に始まったとありますから、122年続く、葵祭、祇園祭と並ぶ京都
3大祭りですが、こちらも大自然の猛威には勝てません。 今回、中止になったのは、29年
振り、11回目だそうです。
晴れていれば・・時代祭
(ネット画像より)
超大型で強い台風によって、重大なイベントが中止になったり、影響を受けたりの話題
を上げましたが、こんなことを言っていると、お叱りを受けるか 罰が当たってしまいます。
既に長雨で地盤が緩んでいるところに、短時間の大雨により土砂災害、浸水など大きな
被害に遭われている方々の立場にたてば、こんな悠長なことを行っている場合ではありま
せん! 土砂崩れ、川の氾濫などの被害がどうぞ 最小ですむこととを願うばかりです。
関東地方は、今夜か明日未明に最接近するといっています。不気味な時間が流れます。