超大型で非常に強い台風21号とともに、嵐のような衆議員選挙も終りました。
台風は、広い範囲で暴風・洪水・土砂災害などの爪痕を残して温帯低気圧になり
北海道に大雪を置いて、北東に遠ざかって行きました。
今回の選挙では、自民の圧勝で終わりましたが、立憲民主が野党第1党と健闘し、
ために民進、希望,共産にそれぞれ思惑と反省を残し選挙余波が当分続くのでは
ないでしょうか? 国民は、消費増税に賛成なんですね。
今日(10月24日)は、国連の日(国連デー)です。
1945年6月26日に、「国際連合憲章」が調印され、同年10月24日に正式に実施され
(国際連合が設立された)ことを記念した日で、国連が定めた「国際デー」の一つです。
国連の日
(ネット画像より)
当ブログ2016.6.25に「国際連合憲章調印記念日」として記事アップしていますとおり、
そもそも、国際連合は、第2次世界大戦の過ちを反省し、国際平和を維持する目的の為に
設けられた国際機関で、連合国(米、英、ソ連、中国)の起案により、翌年50か国により
発足したのです。日本は1956年に第80番目の国として加盟しています。
加盟国推移(2011年が現在数です。)
(ネット画像より)
国連の活動は、平和維持活動でよく知るところですが、国際の平和と安全に関する
活動はじめ、経済社会開発、人権、人道支援、国際法など幅広く世界平和のための活動
が行われていますが、絶えざる戦争・紛争などが後を絶たず国連の活動、役割はこれま
で以上に高まっているでしょう。とはいうものの、憲章に掲げられている、世界の平和
と安全についての理念のどの程度が実現されているのでしょうか?
今年5月、国連の人権条約に基づく拷問禁止委員会は、慰安婦問題をめぐる2015年の
日韓合意について、被害者への補償などが不十分として、合意の見直しを勧告する報告
書を発表しました。
7月には、核兵器禁止条約について、122か国・地域の賛成多数により採択されました
が、全核保有国は不参加、アメリカの核の傘の下にあるカナダやドイツなどNATO加盟国
や日本、オーストラリア、韓国なども不参加となっています。
また、9月には 国連安全保障理事会は、6回目かつ過去最大の核実験を実施した北朝鮮
に対する新たな制裁決議を全会一致で採択しました。
最近の、関連事項を拾ってみました。
ちなみに、国連通常予算分担率(金×百万ドル)は、2017年度、米22%(610)、
日本9.68%(244)、独7.92%(199),仏6.39%(161)、英4.86%(122)、中国4.46%
(112)・・であり、日本は、2番目に分担率が大きいのですね。
日本の分担率が大きすぎる、中国は未だなぜこんなに率が低いのか? 日本はそれ
でも常任理事国にはなれていない・・など、活動内容に歯がゆさなども感じるところが
多々ありますが、しかし、国際社会として、このような目的・理念を掲げた組織が存在
していることは、大事なことであり、今後とも分解することなく長い目で目標実現を
目指して行くことになるのでしょう。