競馬のことなどほとんど知らない身で、このようなタイトルの記事アップするのは、
場違いのそしりを免れないでしょう。 でも、競走馬のことでも、勝馬予想でもありま
せんのでご期待はずれかも知れません。
今日(5/27)は、第85回東京優駿(日本ダービー)で、多くのファン待望のレース
の一つでしょう。 幸いネットに色々と予想が出ていて、18頭の大レースの前々日の
オッズがありました。
前々日のオッズ
(JRA HPより)
1番人気は、4戦4勝のダノンプレミアム、2~3番人気は、それぞれブラストワン
ピース、キタノコマンドール とだいたいこのような馬の争いかと・・ しかし、これ
ばかりは走ってみないと確定することは出来ませんが、晴れの芝、2400mは、だい
たい1番人気馬が制しているとも思えるのかも・・。
15:40 ファンファーレと共に・・
第85回東京優駿
(JRA HPより)
いま、思い起こせば、35年くらい前に内幸町にある(当時)日本中央競馬会に、
一人で競馬関連システムの営業に行ったことを思い出しました。
電話回線を使って、自宅から発走直前のオッズを見て、馬券購入が出来るシステムの
提案に行ったのです。 当時(1983年頃)はまだ、インターネットというような
サービスは、日本にはなく、家庭用テレビと簡易な端末を使って、電話回線を通して
JRAのセンターに 新たに作るコンピュータシステムに接続する・・そんな構想の提案に
行ったのでした。
何度もアポ予約を入れて、やっと説明の機会が得られ、単独で訪問したのでした。
丸腰で戦場に行くような気分だったのかもしれません。
その10年ほど前、ハイセーコー、タケホープが名をとどろかせていた頃、場外専門
で、重賞レースばかり、春の金杯から、有馬記念まで日曜日の行事みたいでした。キタノ
カチドキなどもいましたね。馬券を手にして、自宅のテレビ観戦というスタイルでした。
そんな経験がフッと頭をよぎり、当時ニューメディアを担当していた一人として思い
描いたサービスシステムでした。
1番人気 ダノンプレミアム
(ネット画像より)
で、資料を用意して、JRAで説明しました。 4人を前に説明したその時の雰囲気は、
なんだか冷めたような感じで、それでも熱を込めて説明しましたが、手応えは全く感じ
られず、内心“あ~ダメだった!”と諦めたのでした。
それから、3か月くらい過ぎた頃、忘れかけていたところに、JRA様から電話が来て
『○月○日に是非 再度説明に来て欲しい』との内容に、飛び上るほどの嬉しさは今も
覚えています。 資料は、10部と言われていましたので、それを持参して伺うと、
前とは別の会議室風の部屋に10人ほどのJRAの方々がおられました。 私は、
“講師”として紹介され、踊るような気持ちを抑えて、丁寧に説明をしました。
その後、具体的なシステム構築は担当部署に任せ、要所で先方との打ち合わせなどを
進め、1~2年後にはシステムが完成しました。大手メーカーがセンターのコンピュー
タシステムを担当し、端末も専門メーカが製品化し、決済銀行は当時1行のみで運用が
開始されました。
いま、ネットで見ますと、JRAのHPに『電話・インターネット投票』とのアイコ
ンがあり、決済銀行も ジャパンネット銀行、楽天銀行、三井住友、三菱UFJ,りそな、
ゆうちょなど多くの銀行が名を連ねていました。
誰も知る人はいませんが、この出来事は、ひとり温かい気持ちになるのです。
当時、“講師”のお礼にと、第50回日本ダービーと刺繍された記念のエンジ色のネク
タイを2本をいただいたのでした。