蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

国際女性デー  (bon)

2019-03-07 | 日々雑感、散策、旅行

 明日、3月8日は、国際女性デーです。 カレンダーにも、その記述があります。国際
婦人デーとも呼ばれています。

 ウイキペディアに、『 国連は、1975年(国際婦人年)の3月8日を「国際女性デー」と
定め、女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける』
とあります。

 これを受けて、イタリア、フランス、アメリカその他世界各国でこれらの運動が行われ
るようになり、フランスでは、ミッテラン政権時代、1982.3.8に、国際女性デーを祝う
大規模な式典を開催し、女性の「主体性、平等、尊厳」の尊重を求める演説をしたそうで
す。 イタリアでは、もともと男性が女性に贈る習慣のあるミモザ(ギンヨウアカシア)
を女性が互いにこの日を記念してミモザを贈り合うようになったとか。

         ミモザ
      (ネット画像より)

 

 国連がこの記念日を制定するに至る経緯は、1904年に遡るのですが、この年、アメリカ
・ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めてデモを起こしたのがきっかけで、この
ような要求がヨーロッパにも影響し、1910年にコペンハーゲンで行われた国際社会主義者
会議で、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱したこと
から始まったのだそうです。

 そしてこれらの動きは、ロシアでも起こり。1917年の二月革命にまで発展したのです。
これにより、帝政ロシアは崩壊し、ソ連となったのですね。

 

 このような動向を受けて、国連は2010年7月2日の国連総会で、女性に関わる国連の活動
と組織改訂について決議し、翌年から各国でも次第に運動が広がっていったのです。
 最近のことなんですね。
       

 

 日本では、1923年3月8日に社会主義フェミニスト団体が初めて集会を開いたとあります。 
それからずっと後になって、1992年11月に「ユニフェム国内委員会」が設立 (世界で13番
目) されて、会員、個人、企業、団体等の賛同による活動が始まるのです。
 その後2011年に設立された団体は、2013年11月に団体名を「国連ウィメン日本協会」と
改称して、「ジェンダーと女性のエンパワーメントのための国連機関」の理念を日本の
社会に広め、さらに関係機関や民間企業に活動の支援を働きかけてきました。

 これらの活動は、全域の女子差別と暴力撤廃などに向けた運動のほか、途上国等の女性
の社会進出、女性差別・暴力撤廃、災害復興、災害時の女性・少女への緊急支援など幅広
く展開されてきています。

 

 一方、3年前から、国際女性デーに合わせて,各地で『HAPPY WEMAN FESTA』が展開され
ています。
 今年は、国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA 2019 として、全国12都道府県29会場
でイベントが開かれる予定です。

          

               (HPより)

     

 

 これらの動きを見ているうちに、突然、“女性の参政権は、世界的にどのようになっ
ているか?”が気になり、ネットを調べてみました。

 日本では、1945年11月21日に、女性の結社権が認められ、同年12月17日の改正衆議院
議員選挙法公布により、女性の国政参加が認められたのです。 翌1946年(昭和21年)の
戦後初(かつ帝国議会最後)の衆議院選挙で、日本初の女性議員39名が誕生したのです。
同年10月7日に大日本帝国憲法の全面改正案が成立し、第14条の「法の下の平等」で女性
参政権が日本国憲法に保障されたのです。同年11月3日公布、1947年(昭和22年)5月3日
に施行されたとありました。

 世界では、1893年のニュージーランドが初めて女性参政権を認め、以下現在まで約100
か国近い国が次々と認めています。
 主なところだけ上げますと、1902年にオーストラリア、フィンランド、ノルウエ―、
デンマークなどで、少し飛んでソ連、オーストリア、イギリス、続いてドイツ、オランダ、
ポーランドなど 1920年にはアメリカ、カナダ、ポルトガルなど、32年にはスペイン、
ブラジル、タイなど。
 そして1945年には、フランス、イタリア、日本、ベトナムなど、47年に中国、アルゼン
チン、続いてベルギー、韓国など 更にインド、53年にギリシャ、メキシコ、シンガポー
ル、62年にアルジェリア、翌年にケニア、イラン、そして91年にスイス、2005年はイラク
などと続いています。
 未だに、参政権を認めていないのは、レバノン、ブルネイ、サウジアラビア、バチカン
市国であるのだそうです。(ウイキペディアより抜粋)

 

 国の名前の羅列になってしまいましたが、女性の参政権というのは、こうもバラバラに
長い年月をかけて容認されて来たモノだと改めて思うところがありますね。

 

  

アン・ハサウェイ 国連 国際女性デー・スピーチ 日本語字幕付き

 

 

 

 

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