蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

手  (bon)

2020-04-11 | 日々雑感、散策、旅行

 外出したら、石鹸で「手」を20秒以上丁寧に洗いましょう。コロナ予防に必須ですね。

 この記事はコロナ関連ではなく、先ごろ(3/29)の新聞日曜版に沖縄「読谷村
の手」が取り上げられて、手にまつわる3つの伝統文化が紹介されていました。
 沖縄伝統空手『剛柔流』、琉球王朝の貴族が着用したという幾何学模様が美しい
『読谷山花織(よみたんざはなうい)』の手業、『やちむんの里』(焼き物の里)で
復活させた伝統の壺屋焼陶工の手の紹介は、「手から手へ。沖縄の技と心が受け継が
れてゆく。」で結ばれていました。 (写真は、ネット画像より拝借しました。)

  読谷山花織の幾何学的模様      やちむんの里 焼き物
         

 “手”という文字について、少し思いを寄せてみると、先の「空手」はどうしてそ
のように言うの?(もともとは、唐(から)から伝わったので・・)、
傷をしたりし
て「手当」をしてもらったり、選手、歌手など人にも使われているし、切手、手紙な
ども手が使われていることに気が行ってしまいました。 自己流で、整理してみました。

 ・人を表す  歌手、選手、聞き手、話し手、投手、捕手、運転手、漕ぎ手

 ・手そのもの 手当、拍手、両手、熊手

 ・手を働かせてすること 手段、次の一手、上手投げ、手話、手旗、手鏡

 ・文化  握手、手ほどき、手ぐすね

 ・方向を示す 山の手、上手(かみて)、下手(しもて)、右手(の方向)

 ・社会・労働 人手、手不足、手助け、手下、手駒、手空き、猫の手も借りたい、
        手弁当、手持ちぶたさ、手慰み、手ぬるい

 ・経済  手切れ、手間、手間賃、手形、手仕事、手塩に掛ける、手付、切手

 ・技  本手、替手、合いの手、上手(じょうず)、下手(へた)、手習い

 ・その他 大手、王手、軍手、手毬、手水鉢、手ぬぐい、手すり

 この分類には、異論のある方も多いと思いますが、分類が主題ではなく、人間の機
関の一つである『手』に、いろんな意味を持たせていることが分かりました。
 それだけ重要な働きが
あるのですね。

「手紙」は、そもそもは 紙に手で書いたものを表し、特定の人に宛てた伝言なんだ
そうです。 
「切手」は、もとは、商品券の一種として「切符手形」として使われて
いたそうですが、それが
郵便物に貼る金券の一種の紙片のことを指すようになった
そうです。

        (ネット画像より)

「王手」は、もともと指し手のことで、それが本命に向かう指し手のことであるよう
です。将棋
では、次の一手で王将をとることを言いますね。チェスでは「チェック」。
「大手」は、大きい規模の組織、会社のことで、「小手先」となれば、手首の先で
ちょこっととの意味となり、「右手」は、身体の右手でもありますが、“右手に見え
ますのは”といえば、右の方向にの意になりますね。

「勝手」というのは、ちょっと難しいです。お勝手といえば台所、勝手口などもあり
ますね。勝手気ままは、自分のわがままの意味となり、勝手が違うとなれば、様子や
事情が思った通りではないの意味になり、この手は、すこし深い意味からきているの
かも・・。

        (ネット画像より)

 新型コロナで、たっぷり時間がありますので、さらにいろいろと考えてみたいと思
いました。

 

 

 

 

 

コメント
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