そうです。ベートーヴェンのあの『運命』です。
ちょっと暇になりましたので・・いつも暇ですけれども、自発的な暇なときはあまり
暇であるとは感じていないのですが、何やら世間的に外出自粛とか、そのような映像
を見たりしていますと、外圧を受けた中での暇・・と認識して、ことさらに暇を感じ
るのでしょうか。
どうでもよいことですが、そんな中、古いレコード(30cmLP版)を見ていましたら、
懐かしい音楽が次々と目に入りました。 クラシックです。
古いレコード
過去を振り返ると、中学時代に音楽好きの友人がいて、とうとう彼は東京芸術大学
に進むのですが、中学時代にすでにベートーヴェンやモーツアルト、バッハ、ハイドン
などなど名だたる有名作曲家の伝記まで読むほどで、時間があるとレコードを聞いた
りしていた記憶があります。その彼は、芸大最初の夏休みに、数人相乗りで帰省する
乗用車が事故にあい亡くなったのでした。
ま、そんなこともあったりして、その後も音楽、それもクラシック音楽が好きで、
レコードのほか演奏会にもちょくちょく出かけたりしていました。古いレコードを1
枚1枚見ていると、懐かしい思い出があるのもありますが、全く忘れてしまっている、
“なんでこんなレコードを買ったのか?”みたいなものもありました。
当時、指揮者のブルーノ・ワルターが好きで、この5番「運命」もどちらかといえば、
カラヤンよりワルターの粘っこい指揮が好きなようでした。が、残されているレコード
の中には、ワルターのは3番「英雄」で、5番はカラヤンのでした。
モーツアルトの「アイクラ」、サラサーテの「チゴイネルワイゼン」などの定番も
出てきました。タンゴやラテン物は捨ててしまっていたようです。
(ネット画像より)
何年か前にレコードプレーヤーを捨ててしまいましたので、すぐに聞けませんが、
今は、youtubeで好きな指揮者のが聞けますから便利な時代ではあるのですね。
文末に、ワルターの「運命を」選びましたので、お試しください。
子供のころには、レコードを聴きながら、オーケストラを前に、自分が指揮者に
なったつもりで腕を振っていたりしました。スコアも見ずに、曲を覚えていますから、
ここはティンパニー、とかここはオーボエとか、奏者を指名するしぐさなどもして
いたようです。
なぜ、突然レコードか? 先ごろ、古物商のチラシが入って何でも買い取る・・
というので、ちょうどセブンのPCがあったり、壊れたと思って買い替えたVTRがかさ
高くありましたので、これを持って帰ってもらおう(分別ごみだと有料)と思って、
来てもらいました。ついでに、外国の硬貨(1ドルコインを含む)、タイピン、カフ
スボタン(これらは、グラムで)、腕時計(3個)、4爪アイゼン(未使用)などなど
も。それでこの時、長年眠ったままになっていたレコード(70枚ほど)を出しまし
たが、レコードは引き取れないとのことで、合計、1980円で、20円おまけで2,000円
もらいました。(未使用のアイゼンは、買ったときは6千円もしたのに・・。)
こんないきさつで、何十年前のレコードを繰ってみたのでした。 ちなみに、レコ
ード「運命」は、2,000円の定価が書かれていました。 プレーヤーを買って、もう
一度これらのレコードを聴いてみようか・・とも思いますが、音質は違いますが、今は、
ただで何度でも、youtubeで聞けますから。
長くなりましたが、ベートーヴェンについてちょっとだけ・・。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年~1827.3.26)は、ドイツのピア
ニスト、作曲家で、「楽聖」とも呼ばれるとあります。
幼いころは貧しく苦労の連続であったようですが、16歳のころにモーツアルトを
訪問したりして音楽活動をしていたようです。20歳代でハイドンにピアニストとして
認められますが、次第に難聴に苦しめられ、30歳ころには高度の難聴者となりますが、
このころ交響曲3番や5番やその他多くの作曲を精力的にこなし、40歳では全く聞こえ
なくなっていたそうです。そんな中あの有名な9番を作曲したそうです。重い病の中
57歳で他界しますが、葬儀には2万人に及ぶ参列者があったそうです。
運命 を作曲した頃のベートーヴェン
(ウイキペディアより)
交響曲5番を通称「運命」と呼ばれていますが、この曲の冒頭「ジャジャジャジャ
ーン」はなにを意味するかとの弟子の質問に、『運命はこのように戸を叩く』と答え
たことから、このようになったとありました。このリズム「ダダダダーン」は、雀に
似た鳥の鳴き声がヒントになったとありました。
動機となっている冒頭
(ウイキペディアより
久しぶりに、youtubeで、ワルターの運命を聞きました。(↓)