蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

灯台記念日  (bon)

2020-11-01 | 日々雑感、散策、旅行

      昨夜は、満月ブルームーンでした。ひと月に二度満月がある二番目の満月を
      ブルームーンと呼ぶそうで、2年半ぶりだそうです。
      昔、カクテル ブルームーンを楽しんでいた頃がありました。
      アサガオ ヘブンリーブルーはこの寒さに20個も咲いてきました。

 

 今日11月1日は灯台記念日なんです。
 日本最初の洋式灯台が、横須賀の観音崎に1868年(明治元年)11月1日に着工さ
れた日を記念して、1949年(昭和24年)に “灯台記念日” が制定されたとあ
りました。

       観音崎燈台
        (海上保安庁HPより)

 灯台は、もちろん船舶の航行を安全に行うためのものでありますが、最近では、
各地の灯台を観光スポットとして、灯台を管理する海上保安庁も後押しして、記
念日には、各地の参観灯台への参観が全て無料で開放されたり、(社)日本燈光
会や各地の海上保安部などで記念行事が行われるそうです。普段は公開されてい
ない灯台も、この日前後に特別公開され内部に入れるところもあり、
また、灯台
周辺の観光協会も各種のイベントなどをするところもあるそうです。

 何年か前ですが、千葉県銚子にある犬吠埼燈台に登ったことがあります。この
時は5月でしたから、有料でしたが、九十九里海岸にちなんで灯台の最上迄99段の
階段がありました。太平洋に突き出して、こいのぼりが五月の空に泳いでいました。

 灯台といえば、ご年配の方にはお馴染みの映画「喜びも悲しみも幾年月」(1957年、
松竹、木下惠介監督)を想い出される方もいらっしゃるでしょう。 この映画は、
1956年に雑誌掲載された福島県塩屋崎燈台長(当時)田中績(いさお)の妻・きよ
の手記から題材を得て、木下監督自身が脚本を執筆し、全編をカラー映像で撮影
された大作です。

       塩屋崎燈台
       (海上保安庁HPより)

 日本各地の美しく厳しい風景を活写し、いくつかの灯台が舞台になった中で、
女島燈台(長崎県五島市)は、その後2006年(平成18年)11月12日に自動化され、
日本で最後の職員滞在灯台でしたが、全ての灯台が無人化されたのです。
 映画は、この年の芸術祭賞を受賞しました。

 また、映画の元となった、福島県いわき市の塩屋岬は、こちらもご存じ美空ひ
ばりのヒット曲「みだれ髪」(詞、星野哲郎; 曲、船村徹)の舞台として描かれ
ていて、塩屋崎燈台の たもとに「みだれ髪」歌碑があるそうです。

      みだれ髪 歌碑
              (福島の旅より)

 

 灯台記念日については、当ブログ2014年のこの日に記事アップしていまして、
そこから一部を以下にコピペします。

 日本最初の洋式灯台が、横須賀の観音崎に着工された翌明治2年2月11日に点灯
されたのでした。

  日本での灯台の走りは、古く(840年頃)遣唐使の航路安全のために、防人(さ
きもり)が、夜通し火を焚いてその役目をしたというのが始まりだそうですが、
幕末に至っても、光の弱い “灯明台” や “常夜灯” 程度で、諸外国からは 
“ダークシー” などと呼ばれていたそうです。

 現在、3000基以上の灯台があるそうですが、海上保安庁による一般募集で選ば
れた「日本の灯台50選」や内部が一般公開されている「参観灯台」は15基ある・・
など、海上保安庁HPに楽しい記事がありました。

 (固有名詞は「燈台」を一般名詞は「灯台」としました。)

 

 

喜びも悲しみも幾年月 若山彰&コロムビア合唱団


みだれ髪//美空ひばり//福島いわき市 塩屋岬

 

 

 

コメント (2)
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