蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

コロナ禍で分かったこと  (bon)

2020-11-15 | 日々雑感、散策、旅行

 分かったこと‥といっていますが、データをとっているわけではなく、何となく
“そう感じる”程度のことなんです。これまで普段あまり気にならなかったこと
が、このコロナ禍で少し浮き彫りになったように思ったのです。

 それにしても、最近の感染者数の急増には恐ろしささえ感じます。日本では
1日1700人を超えこれまで最高、アメリカでは1日18万人を超えているとか・・。
 ちょっと気を許すと、すぐコロナはつけ込んでくるんですよね。

 で、どんなことが分かったような気がしたのか?
①国の統治のあり方に感染が大きく左右される、②働く人々に直撃、③個人の生
活に深く、④医療の危機、⑤三密の認識 など、ダブルものもありますがこんな
ところが気になったのです。

        

 ① 国の統治 すなわちガバナンスによって、感染の広がりはかなり左右され
るということ
です。もともと新型コロナは中国武漢市で発生したといわれていて、
当初もたついていたようですけれども、武漢全体をロックダウンするという強行
策がとられ、数か月後には経済も復活し、報道されている限りでは中国のそれは
8万数千人で推移しています。
 一方、アメリカ、イギリス、ブラジル等はいまだすごい勢いで感染拡大を続け、
その統治のありようが新型コロナ対策が緩い・・というより 統治能力が問題な
のではないか そんな風に思えるのです。

     新型コロナ世界の感染者数       
      (外務省HPより)

 トランプ大統領は、選挙中も選挙後もコロナのことは頭にないのではないか? 
このところ、10万人/日を超える感染者増で、世界トップの1000万人を超えてし
まいました。死亡者も24万人を超えています。イギリスなどもあたふたとするば
かりのようです。

 米・英などの政権の迷走を見ると「人々の不満を終結するのは得意だが、統治
能力に欠け、ポピュリズム政治の限界を示した」(国末憲人氏、朝日新聞ヨーロ
ッパ総局長)とありますように、確かに他の国にも見られようにその脆弱性が顕
在化するのでしょうね。

 ② 働く人々にとって、コロナは直撃しています。我々の生活を支えてくれる
人々は、テ
レワークの人たちではなく、まさしくコロナに身を晒して危険の中で
活動している、医療関係、輸送交通、生活必需品の製造販売などなどエッセンシ
ャルな労働に携わる人たちですね。 もちろん、社会にはすべての分野にわたる
活動が必要ですが、コロナになってこの部分で働く人々がより切実に感じるので
すね。 それにしては、このエッセンシャルな部分で働く人々に対して社会的に
十分手厚く報いているかどうか? 改めて疑問に思うのです。

         
(ネット画像より))

 ③ 個人の生活については、言わずもがなですが、巣ごもりが続くことによる
コミュニケ
ーション不足から 体力、気力の衰え、勤労世代も、不規則な勤務形態、
不慣れなテレワーク、そして、生活スタイルそのものの変化がストレスを増大し、
さらには家族間の交流もままならず、結婚式、葬儀などにも影響し、発散の方法
が従来型では不可能となりました。 最近の自殺者の急増の一因であるかもしれ
ません。 母子家庭などでも生活のバランスが崩れてしまったケースもあるでし
ょう。学生の皆さんも、まるで様子が違ってしまっています。
 コロナは、個人生活にこれほど深い基本的な影響を持っているということなん
ですね。

 ④ 医療機関の崩壊は今までのところまぬかれていますが、重症患者の病床数
の確保のた
めに、ホテルなどを貸し切り軽症者を収容するなどの措置が取られま
したし、何よりも医師、看護師などスタッフの確保も大変な綱渡り?状態があっ
たようです。 脆弱な医療体制が浮き彫りとなりました。 そして、コロナでは
ないその他の病気になった時の対応も大変なようです。

         (ネット画像より)

 ⑤ 三密その他では、身近な飲食店はじめホテル・レストラン、観光地、夜の
街など軒並
み閑散とし、大きな打撃を受け、そこに働く従業員はもちろん店主ま
でもが経営不振で倒産、解雇に見舞われています。 ナショナルフラッグの航空
会社までもが瀕死のあおりを食らっています。 人の移動・活動が制限されるこ
とによる経済への打撃がこれほど大きいとは思えませんでした。

            (ネット画像より)

 このほか、まだまだ広い範囲で影響は深刻で、感染症の怖さ恐ろしさが十分に
わかりました。 見えない敵がいつまで続くか、それさえつかめない状況は、地
球を次第に萎縮して行くような感じさえするのです。
 幸い、ワクチンの開発・治験が進んでいるとの情報が届くようになり、一日も
早くその日が来ることを願うばかりです。 

 

 

1942 HITS ARCHIVE: (I’ve Got A Gal In) Kalamazoo - Glenn Miller (Tex-Marion-Mods, voc) (a #1 record)

 

 

 

 

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