ソメイヨシノの開花宣言が出たとたん、冬に逆戻りを思わせる冷え冷えとしたお
天気が続いて、一昨日は寒い春分の日を迎えました。
このお休みの日を利用して、現役で社会で活躍している、母校同窓会の役員 3名
の参加を得て14時から総勢12名のウエブ会議(オンライン)を行いました。
「母校をさらに魅力的な学校にしたい」をテーマに、これまで傘寿を過ぎたメンバー
(蓼科浪漫倶楽部)で討論を進めてきた輪に、7歳若い同胞の士の参加を得て議論や
アイデアを出し合い、目指すべき事項とその方向付けが出来ていました。
そしていよいよ今回はそれらをたたき台として同窓会組織のトップ層の参加による
意見交換、討論することが出来たのでした。
各世代が集まったオンライン会合
中学生やその父母から見て、「魅力ある学校とする」ためには、もちろん有名大学
への進学率が挙げられますが、これは学校の本務そのものですから、同窓会がとや
かくできる(すべき)事項ではありませんから、われわれ OB/OGでできることは何
があるか? これをテーマに選んでいるのです。
すなわち、中学生が高校3年間の青春時代を如何に有意義に過ごし自我に目覚め
未来にはばたくチャレンジ精神に満ちた生き生きとした若者として成長するか、そ
んな弾力性のある高校生として巣立ってゆく学校の在り方を今一度振り返ってみる
のも大事ではないかと思っているのです。
有名大学を目指すための高校を選択し、予備校同然の厳しい試験に明け暮れるだけ
の青春時代を過ごすすべての高校生にとって果たしてその後の人生を豊かなものと
なし得るだろうか?
ここでは、そのような画一的な詰込み型ではなく、時代のトレンドにふさわしい
眼を開かせたり、より豊かな人生を築くための素養を付けて広い世界に羽ばたく、
そんな若者を目指しているのです。
懐かしい母校(正門のスロープ)
少し羊頭狗肉のきらいはありますが、具体的に議論を展開している項目として、
- 母校の歴史的な価値ある事実や、輩出した著名な人々を捉えて情報発信する
- 時代のトレンドを目指した、理系路線やグローバル路線を目指す
- これらの事実や具体的内容を、ITなどを駆使して情報発信する
- 継続的な検討・フォローができる体制をつくる
などの項目にまとめ、今後さらに具体化して行くこととなりました。
コロナ禍で、思うように集合して会議などできない時世にあって、すでに、卒業後
広範囲に散らばっているもの同士が、最近の技術手法であるオンライン会議方式で、
密を避けかつ距離空間を超越した大変実りある会議が実現できていると満足してい
ます。
今回も14時から16時15分までの長丁場で疲れましたが、このような議論を世代を
超えた仲間で行うことに意義を感じています。
だんだんと佳境に入りつつあります。老体に鞭打って何とか進めたいのですね。
三田明~美しい十代~