蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

昆虫食  (bon)

2023-02-09 | 日々雑感、散策、旅行

  最近話題になっているようなので(昆虫食が)、ブログに取り上げてみようと
ネットを検索しましたら、関連する記事がわ~ッとあって、それぞれに頷ける内容
が書かれていて、何から手を着ければよいか? 戸惑う有様でした。
  要するに昆虫を食べるというのです。 写真などがリアルに出ていたり、何だか
変な気持になりました。なので、この記事には、あまりリアルなところは割愛しま
したが、それでも嫌な人は読まない方がいいかもしれません。

        かって、長野県飯田市にて・・
         (ネット画像より)

 

 そんな感じですので、記事アップするのも躊躇される字句が多々あり迷う部分も
ありました。

 新聞やネットのウイキペディア、Kabutanのページから、要点をまとめてみました。

 昆虫は、昔からアジア、アフリカ、アメリカなどで食されてきたそうで、日本でも
イナゴや
蜂の子などが食べられていました。
 かって、長野県の飯田にいった時、地元の珍しい食べ物
として、前菜の一部に、
蜂の子、イナゴ、ザザ虫の佃煮ようのものが出されたことがありました。蜂の
子、
イナゴはまだ形が残っていましたので、黒くて形の分からないザザ虫の佃煮だけを
無理してちょっと口に入れたことがありました。昆虫食は、私には形が残っていな
くてもどうもダメのようです。

 先月には、NTT東日本がセンサー、ネットワーク技術を使って徳島のベンチヤ「グリ
ラス」と協業して、食用コオロギの飼育実験を行うと発表していましたし、これま
でにも、「良品計画」や「ジップエアトウキョウ(JAL傘下)」」などでコオロギの
粉末入りせんべいやハンバーグがすでに販売されているとありました。

 これらの背景には、世界の人口増加や気候変動、コロナ禍や戦争などから食料安全
保障の重要性が高まってきたからだとあります。国連は、世界人口は、30年に85億人、
50年には97億人になると予測していますが、食料を生産できる土地は限られており
特にタンパク質の供給不足が心配されています。既に、13年に国連の食糧農業機関
FAO)が、昆虫食を食糧難の解決策の一つとして提案したことがきっかけとなっ
ているのですね。

               

 いろいろと大きな利点があるとあります。

 タンパク質1㎏を生産するのに必要な餌(飼料)の量が極端に少なくて済むのです。
下表
にありますように、昆虫は、牛の1/5以下の餌でいいのですね。

     (読売新聞より作成)

 タンパク質だけでなく、その他ビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれ
ているそ
うです。

 環境にやさしいとあります。1㎏生産する場合の温室効果ガスやアンモニアの排出
量は、下図のように、昆虫は豚や牛に比べて圧倒的に少ないのです。

        温室効果ガス
     (FAOより)

 さらに、それぞれの可食部分の割合を比較すると、下図の通り昆虫の効率が高い
ことが分かります。それだけロスが少ない、ということは廃物量が少ないというこ
とですね。

        可食部分割合
      (FAOより)

 

  このほか、飼育する場所(土地)の広さも豚や牛と比較にならないほど小さく
て済み、立地条件に関係なく、空きビルの中でも飼育可能なんですね、

 

  このように、昆虫食の利点はたくさんあり、いずれも未来志向に相応しい食材
として、宇宙食としても検討されているようです。安全性も衛生管理すれば問題な
く生産できそうですが、カニなどのアレルギーに対する注意などはあるようです。

  最大の欠点は、何といっても「抵抗感がある」ということなんですね。イナゴ
や蜂の子など食文化として存在している地域では、それほどの抵抗はないのかもし
れませんが、一般的には、「気持ち悪い」感が否めないですね。しかし、粉末にし
たり、食べ慣れてくれば普及する要素はあると思います。

 私などは、とても駄目ですが、よく考えてみれば、エビはおいしく食べますし、
お酒のつまみに、川エビのから揚げなどは、ヒゲも足もそのままついていますから、
コオロギとあまり変わらないかもしれませんね。 それでも、嫌なのはなぜでしょ
うね。コオロギを粉末にして練りこんだせんべい・・も嫌ですね。何か意識の中に
その差があるような気がします。

 昆虫食専門店があるようですし、自動販売機も設置され始めているといいますから、
平気な人たちには新しい食材が誕生したということなんでしょうね。

 世界での主な食用昆虫  ・カミキリムシなどの甲虫類 ・ケムシやイモムシ 
・ハチやアリ ・コオロギやイナゴ、バッタ ・セミ など。


 

 

 

動画の中に気持ち悪い昆虫の姿もありますのでご注意を。

SDGs北海道から未来へ「食糧難を救う昆虫食」2020年2月6日放送

 

こちらでおくつろぎください。

虫の武蔵野 宮城道雄作曲

 

 

 

 

コメント (2)
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