蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

雪国  (bon)

2023-02-13 | 日々雑感、散策、旅行

 昨日の日曜日(2/12)は、お天気でしたが、どこにも行かずただ家でごろごろし
ていました。 月曜日は、新聞が休みというので、テレビ欄のページだけ抜き取り
別にしてサッと目を通していたら、NHK総合で3時から映画『雪国』があるというので
チャンネルを合わせました。
 昨年(22年)に放送されていたそうで、それの再放送ということでした。

 川端康成の『雪国』・・『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった』ではじ
まる長編小説の映画でした。

          (ネット画像より)          

 東京から雪国に向かう列車の窓ガラスに映る、隣席の男女の姿、男は病人のよう
だが付き添っている夫婦様の女性に心が引かれるところから映画は始まりました。
自分が下車したその駅でその二人も降りたのです。

 文筆家、島村(高橋一生)は、何度もこの地を訪れていて、宿に入ると半年ぶり
に駒子(奈緒)に会いますが彼女は芸者になっていました。 夜汽車のガラスに写っ
ていた病人の男は行雄(高良健吾)といい、駒子のいいなづけだそうで、夜汽車で
夫婦のように付き添っていた女性は葉子(森田望智)で、駒子も共に師匠(由紀さ
おり)の弟子の関係にあるのです。

 雪深い古い町並み、降りしきる温泉宿、モノトーンの背景に繰り広げられる 駒子、
行雄、葉子、そして島村の男女のこころの情感が映し出され、その誰にも空しく徒労
に終わるけれども心の深いところにはそれぞれの思いが刻まれている・・そんな物語
であったように思いますが今一つ断言できないような感じが残りました。

        (ネット画像より)

 古い昔の雪国の温泉街で起こっていたであろういくつもの許されぬ人間物語の片鱗
が美しく描かれていたのでした。

 

 16時半を過ぎてもまだ陽があり、だいぶ、陽が長くなりました。
 なんだか、私の知るはずもない古い時代に、あたかも自分が引き戻されたような
感覚になりました。

 

 

 

 映画の主題とは全く違いますが、題名が同じなので・・

雪國-SaxRuby(#Am key)

 

 

 

コメント
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