エイジテック(AgeTech)とは、高齢者の健康や生活を改善するテクノロジー
のことを指し Age Technology を略した言葉で、高齢者の健康管理や医療の効率化、
身体機能の衰えや障害をサポート、社会活動への参加促進など、さまざまな分野で
活用され、300兆円規模の市場と見込まれ、数年前から急激に注目を集めている
分野です。 先の、CESでも多くの企業が出展し活気があったようです。
(アマテラスより)
日本は世界で最も高齢化率の高い国の一つであると同時に、エイジテックの
潜在市場規模でも世界トップクラスとあります。
昨日(1/11)の読売新聞ではラスベガスからCESの報告の形で取り上げられて
いました。
『スマートおむつ』は、旭化成エレクトロニクスが出展した排尿を検知する
仕組みのおむつを出展したそうです。 おむつに取り付けられた導電性素材が
尿に反応して発電し、その電力でおむつの水分量を読み取りタブレットなどの
端末に通知する仕組みだそうで、おむつの交換が早くでき、介護される側 する
側双方の負担軽減を実現する。『スマート白杖』は、TDKの出展で、高齢者や
視覚障害者の歩行をサポートする。『スマートグラス』は京都市のエルシオから
の出展で、自動でピントを合わせる仕組みの眼鏡だそうです。
(Yahooニュースより)
また、アメリカの新興企業からも多く出展されていて、耳が遠くなったお年寄
りや難聴者のコミュニケーションをサポートする『ザンダー』は、会話の内容を
文字起しして、字幕のように表示する眼鏡型端末を、さらに別の企業からは、
高齢者の孤独感を和らげる犬や猫の形をしたロボットを紹介していたそうです。
このロボットに障ると、首を傾げたり鳴いたりするとあります。
(ライブドアニュースより)
(CNET Japanより)
拙ブログの先(1/9)の「CES」の記事では、壮大な未来型生活空間の実現に
向けた取り組みが紹介されましたが、同じ会場で、高齢者向けのさまざまなサ
ポート機器、システムも多く展示紹介されているようです。
例えば、上述した例の他、高齢者の生活の質を向上させ、自立を支えることを
目的として、具体例としては、次のようなものが考えられています。
- 血圧管理、食事管理アプリや運動アプリなどのスマートフォンやタブレッ
トアプリ - 介護支援ロボットや見守りシステム、携帯型トイレ、排泄管理アプリ
- 遠くに住む親の見守りやコミュニケーションに役立つシステム
- 着用型機器によるフィットネスや遺伝子検査
- 転倒したときに柔らかくなる置き床などの転倒防止デバイス
- VRデバイスによる孤独の解消や回想法、リハビリ
- 認知症患者のリハビリアプリ
さらに、以下のような面にも期待されているようです。
- 徘徊防止システム
- AIによる認知サポートシステム
- AIによる診断支援システム
個人的には、既に、歩行がぎこちなくなってきて、長時間の歩行は無理となっ
たうえに、聞こえにくくなってきましたし、そういえば細かな文字も見難くなっ
ています。これ以外は今のところ、特に問題があるというわけではないので、
まぁ、楽しく生活しています。
Andrea Bocelli, Edith Piaf - La Vie En Rose (Live From Portrofino / 2012)
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