ちょうど一年前の今頃でした。
案内をもらったので、JR千駄ヶ谷駅近くの国立能楽堂に行きました。
「企画公演」で、女性能楽師による「半蔀(はしとみ)」、「黒塚」を観劇しました。
国立能楽堂
「黒塚」のシテを務めるのが、高校9期後輩のKさんでしたので、是非・・ということで本当に珍しい能楽鑑賞となりました。
女性能楽師 Kさんは、宝生流女性能楽師の牽引役の一人として現在活躍中の方ですが2004年に女性能楽師として初めて重要無形文化財総合指定保持者の一人に認定されておられます。わが高校同窓生OB・OGには実業、学術、スポーツ、芸能など各界で活躍されている方々がおられますが、能楽師がおられたとは初めて知ることとなりました。
黒塚の映像ではありませんが、雰囲気を・・ネットから借用しました。
能楽といえば、その昔、まだ子供の頃大阪上町筋、上本町1丁目あたりに大槻能楽堂というのがあって、内容もよくわからないはずなのに何度か見に行ったことを覚えています。ゆっくりとしたしぐさや、大皮の音に驚いたり、狂言の面白さは感じていましたね。
それで、「黒塚」というのは、陸奥・安達が原の鬼女伝説を基にした物語で、山伏一行が日が暮れたので野原の一軒家に宿を乞い、そこでの出来事を演じています。夜の寒さに薪をしてもてなそうと老女は山に薪を採りに行こうとするが、「留守中に決して閨(寝所)をのぞかないように」と念を押して出かける。しかし、山伏の従者の一人が、何としても閨を覗いてみたくてしょうがなく、とうとう覗いてしまった。なんと・・!そこには積み上げられた死骸の山があった! 孤独な老女の優しい姿は一転、鬼女に変身する・・見せ場へと移る・・・。
内部全景・・ネットから借用しました。国立能楽堂ではありません。
席は脇正面に取りましたが、前座席の背のところに、液晶画面が設置されており、やや光を落した画面に謡曲・セリフに合わせた言葉が映し出される仕掛けになっていました。このような仕掛けは、今回初めてでしたが大変わかりやすく、内容理解に大いに役立ちそれだけ舞台に溶け込むことができ感動しました。
そういえば、国立文楽劇場では、舞台の左右の袖に大きな縦長の画面がありそこにセリフが出るので、文楽もわかりやすかった記憶があります。
こういった日本伝統芸能の世界にもITがうまい具合に溶け込んでいるのですね。
曲は、能楽とは関係ありませんが・・懐かしいところで・・・。
Dinah Shore - Blue Canary 【720P】 青いカナリア
もう1曲、好きな曲を~
Patti Page - Mockin' Bird Hill 【720P】 モッキン・バード・ヒル
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