米国でベストセラーになった「ベートベンの真実」を読んだ。
下記の本の画像をCtrlキーを押しながらクリックして、Beethovenの名曲を聞きながらお読みください。
Russel Martin and Lydia Nibley 児玉敦子訳 2012年6月19日出版
病に苦しみ、耳が聞こえなくなっても、最後まで作曲を続け、300曲以上の作品を残した偉大な作曲家ベートベン。長く続いた病気の痛みに苦しみ、病床でも死を迎えるまで音楽のアイデアをメモし続けていた。1827年3月27日この偉大な作曲家は56歳の人生を閉じた。
その死の床で彼を尊敬していた15歳の少年が形見として切り取った髪の一房。約170年もの間数奇な運命を辿り、1994年二人のアメリカ人の手に渡った。作曲家に熱心なファンである二人は、最新の科学技術を利用して、遺髪を調べた結果、ベートベンの長年の病気の原因が鉛を摂取していたことであったと、判明。死後170年もたって、ベートベンの死因が鉛中毒と診断されたわけだが、もしかしたらベートベンの感情の起伏の激しさや革新的な才能についても、何らかの説明が出来るかもしれない。これまでにわからなかった真実を探ろうとしたノンフィクションドラマ。
何故、鉛が体に入ったのか?..............
ベートベンはよくワインを飲んでいたが、当時のワインは口当たりをよくするために鉛が加えられていた。大量に鉛を取り込む経路としてはもう一つ、医師が疑われる。ベートベンは長年のあいだに多くの医者に罹ている。その中に全く医学的な訓練を受けていない医者が何人もいた。技術のないヤブ医者たちは、様々な治療薬として 鉛錠を処方した。そうしたいいかげんな薬に毒されていた可能性が極めて高い。そうhして、治療によってひとつの症状がおさまっても、さらにひどい中毒症状がでて、健康状態がどんどん悪化していったのではないだろうか?
makが追加してくれた、ワルターのジャケットを見ると、第9の作曲(1820年)では、完全にdeafだと書かれていますね。
ありがとう。
死後170年経ってベートベンの死因が大きく話題になっていることも、楽聖はくしゃみしているかも。
Bruno Walterの名前を久しぶりで思い出させてくれてありがとう。8曲目に加えました。
makの記事で、昔のことを思い出させてくれました。
30歳前あたりから既に聴力が衰えて40歳くらいにはほとんど聞こえなかったそうですから・・・。
鉛中毒? 肝障害の治療時の消毒・・とか、ワインの甘味料とか・・何が原因でしょうか? まさか、鉛筆をなめなめしていたなんて・・・。
ちょっと前に、韓国ドラマに「ベートーベンウイルス」という、音楽ドラマがありましたが、青春音楽ドラマで、ベートーベンとは関係なかったですね。
makが挙げた、ベートーベン曲・・今丁度、5番をやっています。でも、私が聞いていた、その昔は、ブルーノワルター指揮でしたから、味はちょっと違いますが・・。
久し振りにありがとう!