前回の「不思議・・」から早くも1か月が経ちました。 11月ももう終わりで、
カレンダーも最後の一枚を辿ることになります。
次世代太陽光発電、ペロブスカイト太陽電池の実用化にようやく政府の取り組みが
発表されました。2040年に約600万世帯の電力を賄える20ギガW の発電能力を目指す
というもので大いに期待したいところです。40年の600万世帯は、日本の一般家庭
12%程度ですが、この発電能力は原発20基分に相当するそうです。
新型固体燃料ロケット「イプシロンS」は、昨年7月の試験で爆発を起こしましたが、
11/26の打ち上げにも失敗しました。すぐ近くの不可解な国では、固体燃料ロケット
をポンポン打ち上げているのに、どうしてなんでしょうか?
不思議な日本語は、このところ人体の部分を取り入れた言葉シリーズが続いてきま
したが、今回でひとまず最終に出来そうです。初めは、すぐに終わるかと思っていま
したが、思いのほか長引く結果となり少々だらついた感があります。最後に頑張って、
並べてみます。
『肩』 いきなり、肩こり、四十肩、五十肩などが思いつきますが、「肩こり」は
病気ではなく、疲労物質が筋肉に溜まる症状なんだそうです。「五十肩」は加齢に
伴って肩関節の周囲の組織が痛み炎症を起こしているのだそうです。肩甲骨は背中の
上部にある逆三角形の平らな骨で、身体の中で動く範囲が最も大きい骨なんだそうです。
肩で風を切る、肩で息をする、肩身が狭い、肩にかかる・・などは、肩を代表して
その人となりとかその人の状態みたいなところを表しているようです。肩書なども
そうかも・・。 肩車、肩透かし・・などもありました。
(ネット画像より)
ネットを見ている中で、「肩摩轂撃」(けんまこくげき)という四字熟語を見つけ
ました。人などの往来が激しい様子や混雑している様子を意味しているそうです。
例として、「開発されて肩摩轂撃となるのはいいが、自然がどんどん破壊されていく
のは問題だ」がありました。
『胸』 は、首と腹の間の部分を言いますが、胸の内となると、「心」に近くなり、
どちらかといえば精神的な面を表してきますね。胸が高鳴る、胸にしまう、胸騒ぎ、
胸を撫で下ろす、胸のつかえが降りる。 胸が痛む‥は心が痛むんですね。 胸の
ときめきは胸が無くてもわかりますね。
『脇』はどうでしょう。脇が甘い、脇を絞める‥あまり思いつきませんが、これも、
その人の状態を言っているのですね。 脇役、脇机、脇差、脇膳、脇本陣、脇腹、
脇見、脇道・・などたくさんありますが、いずれも すぐそば、二番手、控えなどの
意味に使われているようです。
『腹』に来ました。腹に来る、腹が立つ、腹が座る、腹のつかえが降りる、腹に
据えかねる、腹にしまう、腹に収める、背に腹は代えられぬ、腹の虫がおさまらぬ
・・など、結構ありますが、あまりポジティブな場面というよりは、どちらかといえ
ば「我慢」めいた心境を言っている場合が多いのでは?
(ネット画像より)
人体の中でも、「腹」はそういう部分なのかもしれませんね。満腹、腹八分目、
太鼓腹、腹鼓、腹時計・・などもありますが、ちょっと違ったところでは、山の中腹、
腹心、腹案なども出てきます。 私腹を肥やす‥などはいつの世もあることですね。
『腸』は人体の部位そのものを指す言葉が殆どですが、「断腸の思い」など、はら
わたがちぎれるほど悲しくつらい思いを意味する慣用句があります。中国の「世説
新語」が由来の故事成語で、辛い、苦しいことの程度がはなはだしいときに使われる
とあります。また、海鼠腸(このわた)などは読めないですね。
『胆』は、腸の近くなのかどうか? 胆のう という臓器がありますが、言葉と
してはもう少し広い意味に使われているようです。 胆に銘じる、肝っ玉、胆が据わ
る、度肝を抜かれるなど、精神状態・・とくに度胸に関連した言葉のようです。
空手や剣道などの武道で、『一眼、二足,三胆、四力』という言葉がありますが、
修行の際の重要な要素を示した言葉で、
一眼:相手を見る目、洞察力 二足:足さばき 三胆:胆力、何事にも動じない強い
気持ちや決断力 四力:力、技を発揮する身体能力
を意味しています。胆は、3番目に重要だと・・。
(ac-illust.comより)
『腰』を忘れるところでした。 「腰」は身体の重心に位置していて、「腰を落と
して歩け」のように「身体を安定させて」、「もっと腰を入れてパンチを出せ」の
ように「体重をかけて」といった意味でも使われています。 そこから、精神的な
重心としても、その行為や状況への気持ちの重さの置き方(本気度)を表す語として
使われるようになったのではないかとあります。弱腰、本腰などもその意味ですね。
けんか腰は、今にも喧嘩をしかけるように、くってかかる態度ですね。 及び腰と
いうのもあります。中腰、へっぴり腰も同じような意味でしょうか。丸腰、腰元・・
なんていうのも面白いですね。
まだまだ、思いつかない言葉もありますが、大体こんなところでしょうか?
最後に、骨が折れる、骨身に染みる、粉骨砕身ですね。 あれっ、骨惜しみ・・
もありました。
録音はいまいちですが~
胸の振子 霧島 昇
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