蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

サギソウの植え付け (bon)

2011-03-06 | 花鳥風月
このところサギソウのお話が続いて、少々鼻につきそうですが、
先日掘り上げた球根(芋)を 今日、植えつけましたので、
その工程をご紹介します・・・。
   ご参考になれば幸いです

①まず、球根(芋)を消毒します。
オーソサイド500倍消毒液 に30分浸けました。
右の入れ物です。

②ミズゴケの処理
水に浸したミズゴケを、よく絞って2cm位の長さに切り、ほぐしておきます。
調理しているようですね。

これを、さらに掌で少し握って絞るようにして、平鉢に80%くらい入れ、それを押し詰めるように鉢底から2cm位まで敷きます。
③元肥
私の場合は、マグアンプをパラパラと蒔く程度にしました。あるいは、発酵していない粉状の油粕でもよいそうです。


④元肥を施した上に、ミズゴケを鉢の縁から少し盛り上がるほどに乗せ、それをぐいぐいと抑え込んで、縁から1cmくらい低く、真ん中高めになるようにしっかりと押さえます。写真は省略しました。

⑤球根を植え付ける
この上に、球根を芽を上にしてきれいに並べます。この鉢に20球植えました。
あわてて、その上にミズゴケを乗せてしまいましたので、もう一鉢の方を写真にしました。


⑥球根を植え付けた上に、ミズゴケをたっぷり乗せて押さえる。鉢の中央が縁より1cmくらい中高になるようにして完成です。

丸い方の鉢も完成しました。


⑦この後、日当たりが4~5時間/日で風通しの良いところに地上より30cm以上高いところに置く。乾燥しないように注意して、水をやります。
⑧5月に入ると、開花まで、ダコニールなどで10日に一回程度消毒する。
真夏の直射日光は嫌います。

書くと何だか面倒なように見えますが、大したことはなく楽しいものですね。
後は、水だけを切らさないようにして7~8月頃、サギが群舞するような姿を
期待しましょう。


曲は、ショパンです。
Fujiko Hemming "Fantaisie Impromptu" op.66 フジコ・ヘミング 幻想即興曲
コメント (2)
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木瓜の花  (bon)

2011-03-05 | 花鳥風月
 冬の木枯らしから、春の暖かな陽射しを浴び小さな蕾が そっと開く・・・
かわいい木です。
木瓜は、ボケと読みますが、もともとは「もけ」→「ぼけ」となったそうです。
バラ科の落葉低木で、実が瓜に似ているところから、木になる瓜→木瓜 となった。
この木瓜は、普通3~4月に開花しますが、冬から花をつける「寒木瓜(かんぼけ)」があります。

 写真(ベランダ)のは、寒木瓜で、6号平鉢の盆栽仕立てです。 木瓜もあって、
こちらの方は直径10cmくらいのミニ盆栽ですが手入れが悪く、このところ花が咲かなくなりました。
どちらも、もう10年以上ものとなりました。



「日本ボケ展」というのが 3/4~13まで新潟市で開催されているそうです。
知りませんでしたが、今年34回目だそうです。主催は、日本ボケ協会・・・
年齢からみると、なんだか、小生も会員みたいですね


歌は、おなじみの・・・
Frank Sinatra - My Way
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お水取り  (bon)

2011-03-04 | 日々雑感、散策、旅行
毎年今頃になると、「お水取りが済むまでは寒いねぇ~」とよく母親がつぶやいていました
先日、もらったメールに、お水取りの言葉がありましたので・・昔を想い出しました。

 お水取り・・は、昔からよく聞かされていましたが、大体のことしか頭になく、この際ネットの力を借りて、概略どんなものか見てみました。 が、本当のところは、かなり膨大な内容でとても理解できない部分が多く、ほんのさわりだけになりましたがご容赦ください。

 奈良東大寺二月堂で、修二会(しゅにえ)の本行が3月1日~14日まで、2週間にわたって行われる。これが、「お水取り」としてよく知られています。
これが終る頃、関西には暖かい春の訪れが感じられるので、冒頭の言葉が季語のように使われていました。

修二会を行う行者は11人の僧侶が12月中旬に選ばれ、それぞれの役割を持って厳しい修行を通して、3月1日から本行に入る。本行では、毎日昼夜を問わず日に6回の法要が行われる。また、3月5日と12日の2回「過去帳読誦」が行われ、東大寺ゆかりの人々の名前が朗々と読み上げられるが、鎌倉時代の話で、「青い衣を着た女」の幽霊が、なぜ私の名前を読まなかったのかと尋ねたため、声を潜めて「青衣の女人(しょうえのにょにん)」と読み上げ、事なきを得た・・・これにちなんで、今でも「青衣の女人」と声を潜めて読み上げるとのこと。

「お松明」は、全日程で行われますが、12日以降の3日間行われる「達陀の行法(だったんのぎょうほう)」は、兜のような「達陀帽」をかぶり異様な風体で道場を清めた後、燃えさかる大きな松明を持ち須弥壇の周りを跳ねながら松明を何度も礼堂に突き出す所作をする。修二会の中でもっとも勇壮である。特に12日は、一回り大きな籠松明が出るので見応えがある。この日は大変混雑して危険防止のために入場制限があるという。
(ネットから借用しました)

 いよいよ深夜、大勢の参拝者の見守る中、雅楽も奏され、おごそかに法要を営んでから若狭井に入り香水(こうずい)をくむ。香水は須弥壇下の香水壺に蓄えられ、本尊十一面観音に供えられたり、供花の水として用いられたりする。
 修二会は、752年から絶え間なく毎年行われ、今年、1260年続いて1260回目だそうです。
ところでこのお香水(こうずい)は、3月2日に、福井県小浜市の若狭神宮寺で「お水送り」の神事が行われ、「お香水」を遠敷川に流し、その香水は10日間かかって奈良東大寺に届いて「お水取り」で汲み上げられるという物語的に仕立てられている?


歌は、修二会そのものを1993年に作詞作曲した さだまさし から、
【HD】修二会 さだまさし
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サギソウの芋堀をしました。 (bon)

2011-03-02 | 花鳥風月
サギソウの芋(球根)を掘り上げました。
3月は植え替えの時期なので、昨年のサギソウの球根を掘り上げて、この
球根を消毒して再び新しいミズゴケで植えつける・・。
まずは、恐る恐るしっかりと詰まったミズゴケを、丁寧に手で割るように
むしりながら、小さく、ミズゴケと色合いが似ていて紛らわしいので、
いもを傷つけないように注意深く掘り上げるのです。
なんとたくさん出てきました

3鉢で、まぁまぁの大きさのが40個くらい出ました。あとは小さいので
今年は花が咲かないが球根を育てる・・意味で、これも大事。
チョット見てみてください。


拡大します


いもの先の方の黒っぽいところが芽です

サギソウは、世界でも温帯から熱帯地域に広く見られるそうで、日本では
古く江戸時代からすでに栽培されていたそうです。
ラン科、絶滅危惧Ⅱ類に挙げられています。
昨年咲いた状態です。






この花から、掘り上げた球根なのです。
昨年、「青葉」と「銀河」の2種を植えたのですが、こうなってしまうとみんな
ゴチャゴチャに混ざってしまいました

花言葉・・「夢でもあなたを思う」神秘。
歳時記に 「鷺草や 散るまで足は地につかず  有節」
     「風が吹き 鷺草の 皆な 飛ぶがごとし  虚子」

歌は、今年の曲で 小椋佳 詩・曲で・・・
島津亜矢/ 歌路遥かに

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