ELEVEN HOUSE

北海道だ~い好き❤バイクはカワサキ☆クルマはレクサスCTとタウンエース(キャンカー)とジムニー☆キャンプと鉄道も好き

6年生の優しい時間

2008-10-08 23:22:55 | いろいろ思う部屋

 僕が6年某組の書写の授業をしていた時のことです。

 子どもたちが毛筆で本時の最後の1枚を書いている時、授業の終わりのチャイムが鳴りました。まだ数人の子が書き終えていなかったので、

「ロスタイムがあるからね。」

と言うと、

「ええー。」

と、不満そうな声が上がりました。当然です。子どもは延長授業をものすごく嫌いますから。そこですかさず、場を和ませようと、

「ロスタイムは、先生が途中でバナナの話(習字の緊張をほくすための無駄話)をした5分間。」

「そんなあ~。」

の声と、ざわざわした雰囲気。続いて、

「本当は、まだ一生懸命書いている子がいるから、がんばって書いている子が書き終わるまで。」

と言うと、子どもたちの表情、顔つきが急に変わり、ざわついた雰囲気がさあーっと引いていったのです。

 僕の言葉の意味を考え、判断し、行動に移す。これを6年生の子どもたちは一瞬にしてやってのけたのです。学校教育法の前文に、「自分で考え、判断し、表現し、行動できる大人に・・・」と、法の趣旨が記されています。目の前の子どもたちは、まさにそういう子どもたちだったのです。大きな大きな花丸を黒板に描いて、思いっきりほめました。

 ゆっくり丁寧に書いていた子どもも、最後まで気を抜くことなく書き上げました。

 僕の学校の子どもたちは、僕の自慢の子どもたちです。

コメント
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