土曜日の午前中は仕事の関係の用事で旧江南市(一宮市)に行っていたため、F1の予選は、お昼に帰ってからスカパーで観ました。BMWが不調で???というような感じがし、逆にトヨタのグロックは気合いいっぱいで絶好調でした。今回のトヨタは期待できると思っていたものの、最終的にはやっぱり赤と銀のマシンが強く、ルノーのアロンソ、BMWのクビサが上位に加わり、そこにトヨタが続き、このところ好調なトロロッソが続くという、まあまあ妥当な結果になりました。
深夜11時20分、豊田を出発する夜行ツアーバスに乗り、富士スピードウェイに向かいました。寝たような寝なかったような変な感覚で、どうやら4時頃着いたようでした。と言うのは、眠っていて着いたのを覚えていないのです。6時に目が覚め、外に出ると、富士山がほんのりと薄赤く染まり、なんとも幻想的な感じがしました。
お気に入りのネッツ・コーナーは、シケインから上り坂のくねくねコース~最終コーナーからストレートのはじめの所まで見渡すことができ、しかも減速と加速を繰り返すおもしろい観戦場所です。
10時スタートのヴィッツ・レースは市販車のままのヴィッツの競走で、コーナーを5台くらいが横に並んだまま走り向けるという実に愉快なレースでした。11時スタートのポルシェのレースは、さすがに迫力がありました。トップ3台の激しいバトルに夢中になりました。
午後1時半、F1の決勝レースがスタートしました。直後にマクラーレンのハミルトンが他車接触してコースアウトし、序盤のうちにコバライネンもマシン・トラブルでリタイア。チャンピオン争いをしながら後方を走るハミルトンがなんだかかわいそうになってしまいました。好調だったのがルノーのアロンソ、BMWのクビサ、トヨタのトゥルーリでした。
マクラーレンを欠く序盤戦はクビサがトップ、一時はピットインのタイミングの関係でトヨタがトップに立つこともあり、中盤以降はルノーのアロンソがリードし、そのまま優勝を決めました。2位にクビサ、3位にはなんとかフェラーリが入り、4位に好調ルノーのもう1台のピケ、そして5位にトヨタが入りました。優勝したアロンソは本当に速いドライバーです。観ていて、「スゲェ~」と思うこともしばしば。アロンソがトヨタに乗ってたら2,3勝はしているかもしれないと思いました。
4時50分に駐車場を出たツアー・バスは、スムーズにサーキットを後にし、順調すぎるくらいのペースで豊田に向かいました。12時着予定が10時に着くというスムーズさには驚きました。何よりも、サーキット内で渋滞がなかったのです。鈴鹿にしても、前回の富士にしても、駐車場から出るのに2時間くらいかかっていました。また、10万人を超す観客の流れもすごく良く、富士スピードウェイ関係者の並々ならぬ努力に感謝、感謝の1日でした。