僕の学校には、実習生が2名きて、現場での勉強に励んでいます。今週で3週目を迎え、そろそろ実際に授業を行うこともあります。
1週目は、授業観察と指導講話が中心でした。担当の僕は、学級経営のあり方、授業の進め方、指導案の作成など、大学のゼミの先生になったような気分で話をしました。4週分の2人の実習計画を立て、指導講話の資料を作り、通常の仕事以外にたくさんのことをこなさなくてはならず、実際のところ仕事に追われている状態が続いています。でも、僕自身も学生時代に、担当の先生や指導教員の先生に多大な迷惑をかけてきたのですから、精一杯指導にあたらなければならないと思っています。
2周目は授業参加が中心となります。それぞれのクラスの担任の先生が指導教員となり、その先生の授業のお手伝いをします。また、多くの先生方が協力してくださり、すべての学年の全教科を公開してくれました。例えば、実習生の1人は6年生に入っているのですが、6年生には生活科の授業がありません。そこで、2年生のある先生が授業を公開し、授業後は生活科教育についての講話を担当してくれました。つまり、全校体制で実習生を支えるようにしました。
初めての授業実習では、「僕たち先生は、毎日すごいことをやってるんだ」と思えてきました。まったくと言っていいほど、子どもたちは活動できなかったのです。子どもは、なんとか実習生の先生を助けようとしていたのですが、うまくかみ合いません。自分の家に40人近くの子どもたちが遊びに来たら・・・、そう思えば想像がつくと思います。
でも、2度、3度と場を踏んでいくうちに、なんとか授業らしくはなってきました。あと1週間半の期間で、なんとか先生という仕事のやりがいと魅力を実感してもらえればと思いながら、指導を進めています。
がんばれ!2人の実習生。