2011年3月に購入した99年式ローバーミニがちょうど1年を迎え、3000㎞毎のオイル交換と点検を済ませました。オドメーターは91000㎞を超えましたが、ミニは絶好調です。同時に、スタッドレスタイヤを夏タイヤに戻しました。今回かかった費用も、オイル代とタイヤはめ替え代だけで、この1年間で余分な費用はいっさいかかっていません。壊れないので、修理代が不要なのです。ただ、12月にワイパーを2本交換しています。
僕のローバーミニは13年前のクルマなので、消耗部品は適時交換していかなければならなくなってきます。と言っても、買ってから1年間、何一つ交換することはありませんでした。しか し、だんだんワイパーブレードのガラスと接する部分が裂けてきて拭き取りが不十分になってきました。見てみると、あまりにもゴムが劣化していたので、買った店に行って交換しました。交換費用はたったの1680円。左右両方換えて、たばこ4箱分です。旧車はお金がかかると覚悟していたので、その安さには拍子抜けでした。ちょうど雨が降り出たので、帰りにはクリアーなウィンドゥに気持ちが乗ってきて、行きつけのバイク・ショップに寄ったりして遠回りして帰りました。
この3000㎞の間でのドレスアップとしては、シフトノブを旧式のマニュアル車用の物に替 えています。
僕のミニはAT車です。シフトレバーは短く、シフトノブも黒いウレタンのガングリップタイプで、かなり今風のものでした。AT車とはいえ、ヴィンテージ・カーの部類に入るクルマです。どうしても今風のノブは不似合いな感じがしていました。そこで、ネット通販を利用して、丸っこいウッドのノブに替えました。しかし、ATのシフトレバーとMTのシフトレバーとは長さも太さも違います。ネットで探していたのはシ フトレバーのアダプターです。「オースチン」のロゴの入った丸っこいウッドノブとともに注文し、届いたらすぐに取り付けました。
アダプターを噛ませたため、AT車の標準のレバーよりも長めの棒に丸っこいウッドのノブ。なかなかいい感じになりました。走行中、ついMT車みたいにかきまぜたくなってしまいそうです。でも、オートマですからもちろん前後にしか動きません。停車中のPポジションでは、一番奥にノブがいってしまうので、あまり見えなくなってしまいますが、走行中のDレンジでは、ちょうどマニュアル車のシフトレバーと同じようなポジションになります。それだけで、いい気分になってきます。シフトレバー・シフトノブ交換の費用は約40 00円でした。安くはありませんが、僕の小遣いでなんとかなる値段です。下戸の僕にとって嫌いな飲み会の会費と比べればずいぶん安い買い物です。小遣いでこつこつと少しずつ自分好みのクルマにしていけるのも旧ミニの大きな魅力の 一つです。今回も、シフトノブ一つで大満足です。
1年前、かなり不安を感じながら買った旧車のローバーミニですが、1年間乗ってみて、まったく故障もなく、ずっと絶好調で、今ではもっと早く買えばよかったと思っているくらいです。快調に走るミニに乗っていると、すれ違うミニのドライバーと手で挨拶を交わしたりして、愉快で愉快でたまりません。