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2012.7 Cクラス納車と輪中地方試運転ドライブ(愛知・岐阜・三重)

2012-07-13 00:06:37 | クルマでドライブの部屋

 メルセデスCクラスC200AMGスポーツパッケージが、7月1日の日曜日の午後に納車となり、雨の中ぶらっと足助まで走ってきました。その後の1週間はほとんど妻が通勤に使い、Dscf5070 8日の日曜日に試運転ドライブとして両親も誘って4人で木曽川・揖斐川・長良川が合流する輪中地方に行ってきました。
 Cクラスは、見た感じは普通の小型セダンですが、そこはメルセデスですDscf5074 からちょっと豪華に見えます。しかも、AMGスポーツパッケージということで、多少はスポーティ・セダンらしく見えるので、なんとなくかっこよさも感じられます。メルセデスCLKという2ドア・クーペからの乗り換えだったので、スポーティ・カー独特の雰囲気がどうしても頭から離れず、経済的な理由から格下の普通のセダンにしたことを心のどこかで後悔している部分もあったのです。それだけに、多少なりともスポーティ・カーっぽさも感じられ、ほっとしました。
 セダンとしてオーソドックスなデザインは、足助の古い街並みにどことなく似合って見えました。納車後すぐだったので、操作のチェックなどが気になり、走りの印象はあまりありませんでした。カーナビとオーディオ関係は前車と全く異なっていて慣れが必要と感じましたが、運転に関しては一部の機能が省略されている他はほとんど抵抗なく走らせることができました。
 1週間、新しいCクラスに乗っていた妻が、「やっぱり運転してて、CLKより格下って感じはするよ」と言っていました。妻はクルマの乗り味に対してかなりの通(つう)かもしれません。Dscf5092 それは、8日の試運転ドライブでなんとなく感じられました。妻はクルマの乗り味に対して鋭い感性を持っていそうです。
 8日の日曜日、この日の試運転ドライブはすべて僕がハンドルを握りました。まずは、東名三好ICから岐阜羽島ICまで高速道路を走りました。すると、CLKでは感じられなかったふわふわ感が感じられました。AMGスポーツパッケージ仕様とは言え、足回りはノーマルのままです。標準仕様より15㎜ダウンの強化サスに225/45(F)・245/40(R)の17インチのタイヤ・ホイールが装着されています。標準仕様は205/55の16インチですから、かなりしっかり感が出ているはずですが、僕的には不十分です。メルセデスだからあまり乗り心地を犠牲にしたくないということもあるかもしれません。いずれにしても乗り心地を犠牲にすることなくしっかり感を出していたCLKに軍配は上がります。CLKより160万円ほど安いクルマだからと言ってしまえばそれまでです。このマイナス点は「車格が下のCクラスだから」なのか、CLKの時のように18インチにインチ・アップさせ、35~40扁平のタイヤにし、15~20㎜のローダウンサスにすればある程度CLKの乗り味に近づけるものなのか、ちょっと考えてしまいました。しかし、この感覚はかなり高い次元での乗り味の問題で、高速走行時の安定感はかなりのもので、心に余裕をもって安心して走ることができます。
 名神羽島ICを出て、最初に行ったのは、道の駅「クレール平田」です。僕も父も中部の道Dscf5081 の駅スタンプ・ノートを持って店に入り、まずはスタンプをゲット。なぜか母が「おいしそうだったから」と言ってたこやきを2箱買ってきたので、4人で食べました。あまりこういうことをしない母ですが、この時はなんとなく「家族っていいなあ」と感じました。
 道の駅「クレール平田」の次は、父のリクエストでお千代保(おちょぼ)稲荷に行きました。神社周辺の道路は昔ながらの軒先のせまる1.5車線程度のくねくねしたDscf5082 通りでした。ここはCクラスの本領発揮の場でした。同クラスのIS、A4、3シリーズよりかなり狭い車幅と、、ヴィッツ並みの最小回転半径による小回りの効く旋回性、そして標準装備のバック・モニターと、三拍子そろった扱いやすさがCクラスの持ち味の一つであることを実感しました。マークXやクラウンよりも狭くて短い車体は、輸入車でありながら日本の道に合ったクルマかもしれません。
 日曜日のお千代保稲荷は大賑わいでした。小さな社には参拝者の長い列ができ、長いDscf5085 参道はどの店も満員状態でした。「おちょぼ」などというヘンな名前なので、神社の名前こそ聞いことはありましたが、その賑わいにびっくりしてしまいました。
 父を車椅子に乗せて参拝し、参道にある和食の店で昼食にしました。母はおでん定食、あとの3人は久しぶりのうな丼です。このところうなぎが高くて手が出なかったのですが、この店のうな丼の並は1300円。今の水準からはDscf5084 ちょっと安めでしたが、味は秘伝のたれのせいかなかなかのものでした。うなぎは小さめでしたが。
 お千代保稲荷の次は道の駅「月見の里南濃」です。もちろん目的は道の駅スタンプです。そして、すぐ近くに南濃温泉があるということで、案内標識に従って山道に入って行きました。すると、「月見の森」の駐車場から12分間Dscf5086 隔のシャトルバスを利用しなければならないことになっていて、車椅子を持ち歩くこともできず、別の温泉に行くことにしました。
 「月見の森」駐車場を出て、R258を揖斐川沿いに南下し、三重県に入った所で東にクルマを進めました。ここは揖斐川と長良川と木曽川が集まる海抜0m地帯です。輪中地方(輪中地帯)として「低地のくらし」の学習で小学校の社会科の教科書に載っている地域です。3つの川の河口付近にある木曽三川公園の前を通り、道の駅「立田ふれあいの里」に入りました。愛知県の西の端です。並ばなければ入れなDscf5088 いほど駐車場は混雑していましたが、ここだけは絶対にパスできないのです。実は、僕の道の駅スタンプ・ノートの愛知県のページはここ立田を残して全てスタンプが押されているのです。ここのスタンプを押せば、愛知の道の駅を制覇したことになります。試運転ドライブのコースを輪中地方にしたのは、これが一番の目的だったのです。梅雨時の曇り時々雨の予報は見事に外れ、真夏の日差しで気温もぐんぐん上がりました。あまりの暑さに、今シーズン初のかき氷を食べました。僕が選ぶのは決まってメロンです。
 道の駅を出るのに、入るクルマと出るクルマが交錯し、せまい通路でUターンを強いられました。これがまた絶対に切り返しが必要と思われましたが、一発でUターンでき、両親のびっくりすること。
「こんな狭い所で回れちゃうの。(母)」「オレのゴルフでも無理だよ、ここは。(父)」
切り返しせずに一発で回れた僕は、もっとびっくりでした。普通の二車線路の道幅程度を難なくUターンできるのは、フロント・タイヤの絶妙な動きによるものです。いっぱいにハンドルを切ったとき、タイヤは内側に大きく傾きます。前車CLKもそうでしたが、メルセデスはこういうところにお金をかけているのです。
 立田を出た後は、鍋田川温泉を目指しました。まずは、木曽川河口に沿って走る堤防上の狭い道路です。1800㎜を大幅に下回る車幅は、感覚的には5ナンバー車とほとんど変わらず狭い道でも安心して走らせることができます。堤防道路から見える景色は、まさに輪中地帯そのものでした。まるで教科書の写真のように、どの家も石垣の上に建てられています。万が一3つの川のどれかが氾濫して水に浸かってしまっても、石垣の上から舟で移動できるようになっているのです。田園地帯にぽつんぽつんと石垣と森と家がある風景は、この地域独特のものなのです。
 そして、国道1号線。1号線はどこを走っても渋滞していて、ここ愛西市地内も例に漏れずのろのろ走行でした。ここで困ったのがアイドリング・ストップです。エアコンのコンプレッサーも止まってしまうため、数秒の余冷が終わると生暖かい風が吹き出してくるのです。30℃を超える炎天下でのエアコン・ストップは厳しいものがあります。そして、数mごとに止まってはセルモーターが回ってエンジンがかかるというのはものすごくバッテリーに負担がかかっているような気がしてしまいます。それに、一回一回ブレーキから足を離す度にエンジンがかかDscf5089 ってわずかにクルマが動くという動きは、乗っていて不快感が感じられるのです。そこで、不本意ながらECOスイッチをOFFにしました。
 渋滞は木曽川河口の長い橋を渡っても続いていましたが、鍋田川温泉は木曽川堤防道路を走ってすぐの所にあります。長い橋を渡ってすぐの交差点を右折し、しばらく走ると鍋田川温泉がありました。
 鍋田川温泉は昔ながらの温泉施設でした。資料では湯治場だった施設を日帰り温泉施設に改装したと書かれていました。湯治湯と聞いただけでも、いかにも体に効きそうな感じがします。建物は古い旅館風で、中に入るとカラオケのお世辞にも上手とは言えない歌声が響き渡っていました。ヘンな所に来てしまったと少しだけ思いましたが、「湯治場と言えばお年寄り」「お年寄りと言えば僕の両親」ということで、湯治湯の温泉に入りました。
 お湯はかなり熱かったので、露天風呂に入れば少しはぬるいだろうと思い、外に出ました。熱い湯は同じですが、少しはましで、がんばれば僕でも入ることができました。父は、「そんなに熱くない」と言ってたので、単に僕が熱い湯が苦手というだけのことだったと思います。つるつる度、ぬるぬる度がちょうどいい感じで、なかなかいいお湯でしたが、僕にはちょっと熱すぎて、長くは入っていられませんでした。こんなに気持ちのいいお湯がたったの500円ですから、とってもお得です。
 温泉を出てからは、干拓地の真っ平らな道路を走り、伊勢湾岸道・湾岸弥富ICから東海環状道・豊田松平ICまで高速道路を一気に走って帰りました。往路の名神高速で感じたふわふわ感も慣れの問題で、復路の高速走行ではほとんど気になりませんでした。むしろ、メルセデスらしいしなやかな乗り心地と、スポーツパッケージ仕様の適度な足回りの固さが心地よく感じられ、すごく快適な高速走行になっていました。ある意味、ノーマルが最良の状態とも言えるので、あとは個人の好みでより固めのサス・セッティングにして自分仕様のCクラスにしていけばよいのです。僕は、前車のCLKのサス;セッティングが気に入っていたので、ゆくゆくはそのように手を加えていこうと思いました。
 今回の試運転では両親にも同行してもらいましたが、後席の乗り心地はとても好評でした。同クラスのクルマに比べサイズがやや小振りなため、後席の広さに不満を感じるかもしれないと思いましたが、スペースとしては十分すぎるくらい十分だったようです。小型とは言えメDscf5071 ルセデスですから乗り心地に不満を感じるようなことはないとは思っていましたが、後席のスペースの評価については両親ともに小柄なので正しい評価にはなっていないかもしれません。僕としてはカローラ程度のスペースがあれば十分だと思っているので、もちろん不満はありません。
 わずか200㎞ほどの短いドライブでしたが、高速あり、市街地あり、渋滞ありの、試運転にはいいコースだったように思います。また、両親にも喜んでもらえるコースになりました。
 試運転ドライブを終えたら、いよいよ初ドライブです。行き先はもう富士山と決めてあります。日にちは14日の土曜日から1泊2日。河口湖畔のホテルも予約しました。新車に乗って富士山を眺めながら富士五湖界隈を走ったら、きっと気持ちがいいだろうなあと思っています。天気が回復することを祈っています。

コメント (14)
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