相模太夫の旅録=Tabi Log

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琉球王国の国王の居城「首里城」

2014-09-07 22:40:14 | 城・城郭
那覇市首里金城町に1429年から1879年まで琉球王国の国王の居城であった「首里城」はある。首里城は14世紀の末頃は築かれており、地形を巧みに活かした内郭と外郭に分かれている。琉球の政治、外交、文化の中心であったという。高さ6~15mもある城壁には琉球石灰岩の切石が用いられ総延長は約1Kを超える。「守礼門」を潜り園比屋武御嶽石門を左に見て、日本城郭でいえば首里城の大手門に相当。尚清王時代に創建。柱は四本で二重の屋根を持ち、赤い本瓦が使われており大手門にふさわしい独特の風格がある。いよいよ入城いよいよ第一の正門「歓会門」、「瑞泉門」通り抜け、首里城の一日は琉球王朝時代の生活を再現したこの「御開門」へ。朝一番の来園者を迎える儀式が始まる。門番がドラを叩いて発する「ウケージョー」の声を合図に「奉神門」を開く。我々もその貴重な儀式に幸運なことに立ち会うことができた。門や各種の建築物全体が漆と朱色を基調に彩られ、屋根瓦には初期は高麗瓦、後に琉球瓦が使われるなど各部の装飾には国王の象徴である龍が多用さている。奉神門を潜り抜けると鮮やかな朱色の正殿が眼に飛び込んできた。まさに琉球王国の舞台となったその歴史、文化の息吹を伝える殿堂。国王自らが執り行う正治や儀式の中心の建物=正殿、これぞ琉球王国の栄華と幾多の興亡を伝える歴史の「証」であり世界遺産の首里城はまさしく華麗で豪華絢爛である。まるで琉球王国の時代にタイムトリップしたような息吹を感じる空間であった。 (1409)






















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