相模原公園の西側にハナショウブの名所の一つとなっている「水無月園」はある。当園に2300㎡の広さの中にメインの東側と木立に囲まれた西側とさらに奥の3ヶ所の円弧状の菖蒲田で構成されている。菖蒲田には「肥後系」、「江戸系」、「伊勢系」など118品種、26000株のハナショウブが植えられている。6月12日(日)にはしょうぶ娘たちも登場する「第33回 しょうぶまつり」が開催される。5/23訪れた時はメインの東側では江戸系・伊勢系の紫系が数列、西側の中央の菖蒲田とさらに奥のショウブ田では黄色と薄紫のハナショウブが十数輪であったが、今日は東側メインでは江戸系、伊勢系はすべて咲き揃った。ただ肥後系がまだ三分の一くらい。中央と奥の菖蒲田も昨年に比し開花本数もアップしている。しなやかな刀状の葉にそれぞれの種ごとに白・黄・紫・藍・青・ピンク色の鮮やかな花姿を披露してくれている。菖蒲だけでなくすべての花が「蕾から開花」の誕生の過程、そして「花を落とす」終焉を迎え朽ちるまでの時はまるで「命のドラマ」を見ているようで愛おしささえ感じる。(1605)


















