座間市栗原のオアシスであり「座間八景」の一つにも選ばれている「芹沢公園」では「アジサイ」が見ごろとなっている。そのアジサイをクローズアップ。アジサイの花は3~5弁の「がく」の集まりで、その「がく」の中心にできる小さなものが本当の花である。「がく」は初めは白色だが成長するに従ってそれぞれの固有の色がつき始める。細胞内の水素イオン濃度の変化により色の素である「アントシアン・フラボン系」の物質が変化するとある。酸性の土壌では青色に、アルカリ性の土壌では赤色へと変化していく花で別名「七変化」と言われている。我々は一雨ごとに色づいていくアジサイのひと花ひと花にその花の蕾から開花、そして朽ちるまでの瞬間、瞬間ごとの「時の命のドラマ」を見つめたい。(1606)
軽井沢町星野=教会の街・軽井沢に美しい緑に佇む由緒ある歴史を持つ「軽井沢高原教会」はある。すぐそばには「石の教会・内村鑑三記念堂」もある。この教会は大正時代に「北原白秋」や「島崎藤村」ら多くの文化人・著名人が集い「芸術自由教育講習会」を開いた歴史を持つ。誰もが自由に集い語り合う精神は今もなお受け継がれ礼拝に挙式にと多くの人が訪れる軽井沢を代表する教会の一つである。この日も一組の挙式が行われていて、緑の樹木が美しい礼拝堂の清々しさに満ちた神聖な中庭の白木の東屋にて挙式の二人とゲストでアフターセレモニーとなるようだ。(1606)
世界文化遺の一つとなった「河口湖」は富士五湖の中でも二番目に広く美しい湖である。その湖で「ハーブの女王」・「香りの庭の女王」と呼ばれる「おかむらさき」と「こいむらさき」の「ラベンダー」がほのかな甘い香りを漂わせ咲き誇る河口湖「八木崎公園」と「大石公園」を中心に湖畔全域で繰り広げられる初夏の河口湖の代名詞、風物詩「ハーブフェスティバル 2016」が6/17から始まった。眼前に広がる霊峰富士山と紫色のラベンダーと青々とした湖面とのコラボレーションは幻想的で美しい。町全体は10万本のラベンダーの花と香りに包まれている。(1606)