鎌倉市雪ノ下、古都鎌倉の中心に源氏ゆかりの「鶴岡八幡宮」は鎮座する。山を背に建つ朱色の社殿はひときわ美しく堂々とした佇まいはまさしく古都鎌倉の象徴である。朱の大きい鳥居を抜けた先に架かる太鼓橋の左右に北條政子ゆかりの二つの池がある。左が「平家池」(4000㎡)、右が「源氏池」(8000㎡)である。この二つの池には「ハス」が植栽されている。今、少しずつハスが咲き始めた「源氏池」にはここの住人の「カモ」、「サギ」などの水鳥たちがいる。池では「鯉」に、「亀」たちもいる。そして「白い鳩」、「グレーと茶の鳩」、そして時折、木の上に可愛らしくすばしこい「リス」までやってくる賑わいである。(1806)
鎌倉市坂ノ下に「鎌倉権五郎神社」として知られている神社「御霊神社」はある。創建年代は不明であるが、御霊信仰思想の広がりと鎌倉氏による地方開発の展開などから平安時代後期と推定される。もとは関東平氏五家の始祖、鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の5霊を祀った神社であることから「御霊神社」と呼ばれる。後に祭神は「鎌倉権五郎景政」の一柱のみとされ祭神の名から「鎌倉権五郎神社」と呼ばれた。長谷寺の裏、鎌倉坂ノ下にあり「鳥居」のすぐそばには踏切があり「江ノ電」が走りあじさいとのショットを狙った人で賑わっている。鳥居を抜けると右手に社務所、正面に「社殿」がある。境内の到る所、特に「社殿」背後に山丘には色とりどりのあじさいが咲き神秘的な美しさを創り出している。社殿の左横には「神輿庫」、伏見稲荷大社より勧請した「稲荷神社」他6社の境内社がある。当社は鎌倉江の島七福神(福禄寿)札所である。(1806)
川崎市多摩区長尾に長尾村の鎮守社の「長尾神社」はある。創建年は定かでないが伝では天文18年(1549)。祭神は国常立神、国常立尊、大己貴命、大穴牟遅神である。多摩区長尾の丘陵に位置し、元は当社南側に五つの古塚があり「五所塚権現」と称していた。明治40年に長尾字長峰の「赤城神社」を合併して村社「長尾神社」へと改称した。府中街道長尾橋信号を右折、梶ヶ谷方面へ進み「五所塚」より左側の長尾丘陵へ上ると最も高い所に「長尾神社」は鎮座する。「鳥居」をくぐり境内へ入れば正面に赤い屋根の「社殿」(前に拝殿、奥に本殿の形式)、社殿周りに複数の「祠群」がある。静寂な雰囲気が漂う神域である。(1806)