町田市原町田に鶴見総持寺末、曹洞宗寺院「金森山宗保院」は鎮座する。土地の豪士「大河伊与」が天文11年(1542)に先祖の菩提として一宇を建立し、守り本尊の「千手観音」を安置したのが興りである。1590年に没した吸江和尚が開山。本尊は千手観世音菩薩。町田図書館前の線路を挟んだ反対側にあり、大きい石造りの「寺号標」、右手に「鐘楼」があり「六地蔵」と「満願地蔵」が祀られている。その先に構えられた平成に入り建立の巨大な「仁王門」の左右には仁王像が配されている。仁王門より石畳の参道の左に「観音像」、その先正面に昭和47年再建の白い鉄筋コンクリート、入り母屋造りの「本堂」がある。本堂右手に「庫裡」、左手には「禅堂」と「火除けの神」として信仰されている「秋葉殿」がありその脇に小さな「白山社」が祀られている。当寺は武相卯歳観音霊場四十八ヶ所39番札所、原町田七福神のひとつ「布袋尊」である。(2310)
今、公園や広場の花壇、路肩、個人のお庭の花壇等で一番見かける花が「ランタナ」である。他の名前として七変化とも呼ばれるクマツヅラ科シチヘンゲ属(ランタナ属)の低木。ランタナはアメリカ、ブラジル、ウルグアイが原産で熱帯地域で広く野生化している低木の「ランタナ・カマラ」とやや花と葉が小さいほふく性の「コバノランタナ」が主な原種をもとにさまざまな園芸品種がつくり出された。生育形態によって系統を分けると低木状になるもの、鉢向きのコンパクトなブッシュ状の樹形になるもの、ほふく性のものなどがある。また花がなくても楽しめる葉に斑が入った品種もある。開花期間が長く丈夫なので鉢物、花壇など重宝がられる。ただこの「ランタナ」は世界の侵略的外来種ワースト100というリストに掲載されている植物なので要注意の花である。(2311)