相模原市南区麻溝台にクレマチスとアジサイの名所「相模原麻溝公園」、そのお隣には噴水広場、メタセコイア並木、菖蒲園で知られる「県立相模原公園」の両園は今、一年で一番鮮やかな紅葉の世界へ衣替え中である。「相模原麻溝公園」はセンター広場、管理事務所右側一画のクリスマスローズが咲くエリア、アジサイ順路、花の谷、樹林広場、芝生広場、ふれあい動物広場の周辺に植栽された数千本の木々、「モミジ」、カエデ、落葉樹がそれぞれのカラーに染まり紅葉真っ盛りの瞬間を迎えている。そして公園外周の「サザンカ」がピンク色に、「イチョウ」が真っ黄色に色づき今、最も美しい紅葉、黄葉ワールドへ誘ってくれているかのようである。(2311)
相模原市下溝に欧風庭園内に「噴水広場」、その両脇に100本の「メタセコイア」並木を配し、市民のオアシスとなっている「県立相模原公園」はある。当園のシンボル「メタセコイア」も6分ほど茶褐色に紅葉が進み今月末には見頃となる模様である。「紅葉」のメインとなる「紅葉の丘」、「見本庭園」、「衆遊の庭」、「遊具広場」周辺では「ラクウショウ」はもう真っ黄色に、「モミジ」も紅く色づき始め、「カエデ」や「ナンキンハゼ」に「モミジバフウ」も色づき当園の「紅葉絵巻」が完成へ近づいている。この時期我々は美しい紅葉を堪能しているが、落葉樹たちのシーズン最後のお祭りであり、次年のため葉を落とす前に緑色から赤色、黄色へと命灯を燃やしている現象、過程でありある意味儚い気がする。モミジのそばでは「サザンカ」もピンクの花びら無数につけて彩りを添えている。(2311)
相模原市南区当麻、当麻市場辺りの静かな住宅街の一画に相模原市内唯一の天満宮で当麻村の鎮守の「当麻天満宮」は鎮座している。天満宮は「天神」、「天神さま」、「天神さん」とも呼ばれる。社名は天満神社、祭神=菅原道真の生前の名前から菅原神社、天神を祀ることから天神社、また鎮座地の地名を冠していることもある。主な天満宮は「北野天満宮」、「太宰府天満宮」、「防府天満宮」、「弘前天満宮」がある。都内文京区の「湯島天満宮」は有名でり、町田には「町田天満宮」がある。当宮は近江国旧三井寺座主妙音が延久5(1073)に世を逃れて当地に隠棲、「天満宮」を勧請し、「山王権現社」として一宇を建立。江戸期には当麻村の鎮守として祀られ、明治期には村社に列格していた。当社には元別当寺だった「天満山明達院梅松寺」の本尊である不動明王像や古は「大日堂」にあった鎌倉後期の作の十一面観音菩薩坐像の懸仏が残されている。祭神は菅原道真公。厚木城山線508号の「当麻市場」信号奥に鎮座し構えられた「鳥居」から参道を進むと右側に「拝殿」がある。境内には「稲荷社」が合祀されており、周りは昔ながらの家並みを残し路地の脇には小川が流れる。神社の裏手にも湧水箇所があり、古の風情と緑豊かな自然に恵まれた地で神域は静寂そのものである。(2311)
相模原下溝に昭和29年(1954)に築造された相模川系横浜水道局の沈殿処理に使われている「相模原沈殿池」がある。その貯水量は横浜市民が一日に使用する水量の70%(88万㎡)でにあたる。池に突き出た「着水井」は直径10m、高さ6.2m。柵越し光景は湖を見ているかのような美しい景色である。この沈殿池は「かながわの探鳥地50選」にも選ばれており人気のバードウォッチングスポットでの一つである。「カワウ」、「カルガモ」、「カモ」、オナガガモ、コサギ、カワラヒラ、カイツブリ、「アオサギ」など数十種類の野鳥の休息場、捕食エリアとなっている。1ヶ月前訪れた時は沈殿池の「取水口」近くの張り巡らされた「オイルフェンス」の上と周りの池では数十数羽の「カワウ」と「カルガモ」が休息&捕食中であった。今日はもう「留鳥」のほかに飛来してきた「渡鳥」のマガモ併せて目測で百羽以上が合流した賑やかになっている。この池に数千キロの旅をしてきた「渡鳥」は3、4月まで過ごすことになる。留鳥である「ハクセキレイ」が一羽の餌を求めてやって来た。(2311)