町田市野津田町に「新東京百景」、「日本の歴史公園100選」、「東京都指定名勝」に選出・指定され町田を代表する公園「薬師池公園」はある。七国山に隣接しており谷戸地形を生かした園内中心部に池が配され古民家、万葉草花苑があり、その周りに梅、桜、菖蒲、アジサイ、大賀ハス、椿、藤の花々が咲き乱れ、そして今の紅葉と四季を通じて色んな花木で彩られる。当園は「モミジ」、カエデ、クヌギ、コナラ、サクラなどが日増しに色づき四季の中で最も華やいだ瞬間を迎えようとしている。先月1日から12/8まで四季彩の杜を彩る紅葉を主役とした「紅葉まつり 2023」が開催されている。夜には幻想的な演出として15日から30日までライトアップがされる。見所はしょうぶ園の奥、薬師池まわり、やくし茶屋そばのモミジ、民家園、薬師堂等のモミジやイチョウなど落葉樹が見事に紅葉し園全体が幻想的な紅葉のベールに包まれクライマックスを迎えようとしている。(2311)
相模原市南区下溝に四季の花で彩られる「県立相模原公園」はある。今、サカタノタネグリーンハウスの入口前のウエルカム花壇では「ベコニアバイキング」が彩りよく咲き出迎えてくれる。「ベゴニア」はフランス領アンティル諸島の総督だったミシェル・ベゴンの名前に由来する。シュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草である。花色も豊富で白、赤、ピンク、黄色、オレンジとあり開花時期ほぼ一年中である。この「バイキング」シリーズは耐暑性、耐乾性に優れ、強健でいろんな環境に適応できる特徴を有する。上品なピンクの花色、濃い黒葉とのコントラストが映える。花はゴルフボールほどの大輪で花粉ができずタネが付かないため、春から秋まで連続して開花する重宝される花である。(2311)
相模原市南区当麻に亀ヶ池八幡宮が兼務する氏子神社の「浅間神社」は鎮座している。この地は当麻城山とよばれていた当麻要害とも呼ばれている地で当麻豊後守の居館跡の伝承がある。宝永4年(1707)に富士山が大噴火した後の正徳3年(1713) に創建。昭和45年当地に遷座した。浅間神社は富士山信仰の神社で江戸時代になると「富士講」という富士山にお参りする扶助組織である。しかし遠く富士山まで出かけられない人のために神社を勧請した。祭神は木花咲耶媛命である。麻溝小学校から県道を渡り、当麻地区の水田地帯へ下りる「浅間坂」の一画に鳥居が構えられている。大きい石を掘ったと思われる「手水舎」、正面に狛犬を従えた「拝殿」(奥に本殿)がある。社殿の右側には境内社として 防火の神様「秋葉社」がある。静寂な神域を創り出している。(2311)