長野県の「諏訪大社」(旧称:諏訪神社)を総本社とする諏訪信仰は日本全国に広まって諏訪のつく神社は約25,000社ある。ここ座間市新田宿に鎮座している「諏訪明神」もその一社である。創建(伝)は慶長9年(1604)。祭神は「諏訪大明神」ともいわれる建御名方命である。神官の新田氏の祖先が信州よりこの地に移り住んだ時、故郷の「諏訪大社」の御霊を分けて祀ったのが当社の興りとされている。「鳥居」を抜けると正面に赤い銅板の屋根の「社殿」がある。境内には修験道の開祖と言われる役行者の記念碑と見られる「神変大菩薩碑」(市指定重要文化財)をはじめ、「庚申塔」や「富士講碑」などがあり人々の生活や諏訪信仰の様が伺える。境内社として蚕影社、天神社、秋葉社、天神社、鮭明神が祀られている。また当社には「新月堂」(寺子屋)跡がありここで学んだ子は数百名に上るという。(2208)
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