牛久沼で2人の釣り客が相次いで死体で見つかった事件を追って、ルポライターの有賀雄二郎、牛久警察署の阿久沢らが謎を解明し牛久沼に住む怪物を突き止め捕獲するというストーリーの小説。
体育会系武闘派の有賀と阿久沢、のんべで腕のいい川漁師の源三爺さん、死んだ川漁師の息子で不登校中の少年太一らのキャラクターと、作者の趣味の釣り、特にバスフィッシングの蘊蓄で読ませる本になっています。
ブラックバスをはじめとする外来種による在来種の生態系の破壊についての問題意識と、さらには人間の都合で日本の野に放たれて悪者扱いされている外来種への同情が感じられます。
2007年9月9日の記事で紹介した「ダンサー」は同じ登場人物による続編に当たるようです。
柴田哲孝 徳間書店 2007年4月30日発行(CBSソニー出版で1991年発行)
体育会系武闘派の有賀と阿久沢、のんべで腕のいい川漁師の源三爺さん、死んだ川漁師の息子で不登校中の少年太一らのキャラクターと、作者の趣味の釣り、特にバスフィッシングの蘊蓄で読ませる本になっています。
ブラックバスをはじめとする外来種による在来種の生態系の破壊についての問題意識と、さらには人間の都合で日本の野に放たれて悪者扱いされている外来種への同情が感じられます。
2007年9月9日の記事で紹介した「ダンサー」は同じ登場人物による続編に当たるようです。
柴田哲孝 徳間書店 2007年4月30日発行(CBSソニー出版で1991年発行)