証券取引所のやり手社員だが平日も夕食には帰ってくる温厚な父親、美人で料理上手な専業主婦の母親、母親似の美男子で成績優秀な大学院生の兄浩一、中学時代サッカーのプロ選手になれるといわれながらスカウトを蹴って普通の高校に進み今は映画同好会で遊び暮らす大学1年生の兄潤一に囲まれて、絵に描いたような平和な家庭生活を送っていた高校2年生の亜実が、仲がよかった兄潤一の突然の家出を契機に思い悩み家族の秘密を知る青春・家族小説。
しゃべるような文体が、あまり気にならずにすっと入ってきます。女子高生のしゃべりの体裁でありながらこうすんなり入るのは・・・と思ったら作者が私とほぼ同年代。なるほど。
家族って何というやや重めのテーマを抱えているのですが、悲惨な場面もなく、登場人物のそれぞれの善意が感じられ、安心して読めます。重く深くを求めずに読む分には、読み味はいいと思います。

石井睦美 ポプラ社 2010年5月24日発行
しゃべるような文体が、あまり気にならずにすっと入ってきます。女子高生のしゃべりの体裁でありながらこうすんなり入るのは・・・と思ったら作者が私とほぼ同年代。なるほど。
家族って何というやや重めのテーマを抱えているのですが、悲惨な場面もなく、登場人物のそれぞれの善意が感じられ、安心して読めます。重く深くを求めずに読む分には、読み味はいいと思います。

石井睦美 ポプラ社 2010年5月24日発行