若い女の元に走った父親に捨てられた母親とともに、アメリカのニューヨーク州の小さな町に住む少女グレーテル・サミュエルソンが、優秀だった兄の破滅、うちひしがれる母親の姿と母親の病気、幼なじみの親友ジルの妊娠と高校中退、自身の覚醒剤の売人との恋愛等に翻弄されながら過ごす青春小説の短編連作。
グレーテル自身勉強はできる方だし、兄のジェイソンに至ってはハーバード大学から早期入学を許可された秀才なのに、家庭環境や地域の環境から、些細なことから人生を狂わせていく様子は、読んでいて悲しい。アメリカン・ドリームの反対側に無数のこういった悲しい話が埋もれていると、そしてもちろん日本にもこういう話はあふれていると思うと。
全体を通して、けだるい物憂げな、そしてもの悲しい気持ちになる本です。最後は、まぁ、生きててよかった、生きてりゃいいこともあるさということではあるんですが。

原題:LOCAL GIRLS
アリス・ホフマン 訳:北條文緒
みすず書房 2010年9月10日発行 (原書は1999年)
グレーテル自身勉強はできる方だし、兄のジェイソンに至ってはハーバード大学から早期入学を許可された秀才なのに、家庭環境や地域の環境から、些細なことから人生を狂わせていく様子は、読んでいて悲しい。アメリカン・ドリームの反対側に無数のこういった悲しい話が埋もれていると、そしてもちろん日本にもこういう話はあふれていると思うと。
全体を通して、けだるい物憂げな、そしてもの悲しい気持ちになる本です。最後は、まぁ、生きててよかった、生きてりゃいいこともあるさということではあるんですが。

原題:LOCAL GIRLS
アリス・ホフマン 訳:北條文緒
みすず書房 2010年9月10日発行 (原書は1999年)