有名人であっても家族・親族がいても遺骨の引き取り手がなく自治体が保管して埋葬するケースをとっかかりに、終活、身寄りのない高齢者の処遇をめぐる問題、無縁墓、墓じまい等の関連する話題を取材して報じた本。
「無縁遺骨を追った連載ルポを朝日新聞ではじめ、死の『ダイバーシティ(多様性)』ともいえるカオスに足を踏み入れた」(235ページ)と著者があとがきで述べているとおりの本だと思います。
最初の方で書かれている引き取り手のない遺体/遺骨を行政が保管して苦慮している姿は、映画で見た「アイ・アムまきもと」(2022年、阿部サダヲ主演)の世界(映画の原作というかアイディアはイギリスの話だったのですが)が既に日本でそれ以上の状態だったことを意味しています。ちょっと驚きました。
森下香枝 朝日新聞出版 2023年11月30日発行
朝日新聞連載
「無縁遺骨を追った連載ルポを朝日新聞ではじめ、死の『ダイバーシティ(多様性)』ともいえるカオスに足を踏み入れた」(235ページ)と著者があとがきで述べているとおりの本だと思います。
最初の方で書かれている引き取り手のない遺体/遺骨を行政が保管して苦慮している姿は、映画で見た「アイ・アムまきもと」(2022年、阿部サダヲ主演)の世界(映画の原作というかアイディアはイギリスの話だったのですが)が既に日本でそれ以上の状態だったことを意味しています。ちょっと驚きました。
森下香枝 朝日新聞出版 2023年11月30日発行
朝日新聞連載