Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

定刻主義

2017年04月29日 22時32分36秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 世の中には、遅刻する人間と早く来る人間と二種類いる、と言われた。仕事をするうえでは、むろん遅刻してはいけない、という意味であった。家庭でも、学校でもむろん、遅刻はいけないこと、としつけられた。しかし大学生時代ははたしてどうだったかというと、かなりルーズになっていた。だから就職してからは「遅刻してはいけない」ということにはずいぶん神経を使った。
 特に労働組合の会議というのは、とてもルーズだったので私自身もその作風には違和感があった。主流派も反主流派も、非主流派も程度の差はあれ、似たようなものであった。「反定刻主義」といってかえって粋がってもいた。不思議なもので第3勢力を自任する非主流派は、遅刻はさほどひどくはなかったが、深夜になっても会議が終わらないという「終了時間の遅刻」がひどかったと思う。
 しかし、現役時代の最後のほうになってから、「遅刻はいけない」ことは前提として、「早すぎる参集」というものの弊害の場面に遭遇することが多くなった。早すぎることへの弊害に気が付くようになった。

 まずは8時45分の業務開始の前、10分から30分くらい前にだいたいが出勤するのだが、2時間以上前に出勤する仲間がいた。職場には宿直の職員がいるのだが、6時半頃に出勤してくる職員が異動になってきた。広い敷地の門を開けさせられる宿直職員にとっては迷惑な行為なのだが、早く来る職員はコーヒーを沸かし、優雅に新聞をじっくり読むのが朝の日課であるらしい。地元からさまざまな電話がかかって来ても、それには受話器を取らないで、宿直職員にまかせっきりである。3世代同居の家族全員が同じように職場に2時間前に出勤する習慣だという。
 管理職が何も注意しないので、組合の役員である私に宿直担当の職員が悲鳴を上げて訴えてきたことがある。普段から優柔不断で困っている管理職に対応を求めても腰をあげない。早すぎる出勤の職員に私が「仲間が困っている」旨をつたえても一向にあらためない。最後には「生まれてきてこれまで、早起きや早く出勤することで文句を言われたことはない」と開き直られた。とうとう2~3カ月後に、宿直職員が6時前に出勤してきたその職員に「いい加減にしてくれ」と怒鳴って、門を開けずに実力行使をしたらしい。ようやく7時ころに出勤するようになった。

 労働組合の集会でも、休日の参集の場合、1時間以上前からやって来る組合員が必ずいた。役員としては30分前に参集場所に行って、目印の小旗を掲げたり、参加表をもってチェックをするようにしていた。早く来る人は、だいたいが「役員はもっと早く来ないといけいない」と文句をいう。私は若い頃は「ゴメンナサイ」といっていたが、50代も過ぎるようになって、「そんなに早く来てどうするの?」と反問を繰り返すようにした。
 遅刻する人間はいる。それらの人は特に決まった人ではなく、交通機関が遅れたなどの理由がはっきりしている。携帯電話にもその旨を伝えてくる。
 早すぎる参集の人はいつも決まっている。そして決められた参集時間の15分も前になると「早く出発しよう」と主張もする。決められた参集時間直前に来る人もいる。理由があって少し遅れるひともいる。これはお互い様である。
 しかもこの「早すぎる」人の言うとおりにしていると、参集時間がどんどん前倒しになってしまう、ということにどうしても気が付いてくれない。私の体験的な判断では、ギリギリに来る人や、やむなく遅刻してしまう人を許せない、という世界に入り込んでしまう人が多いようだ。

 「遅刻はいけない」はたいせつだが、「早すぎることもまた問題行動である」ということに自覚的であることももたたいせつである。

虹のメーデー

2017年04月29日 17時52分42秒 | 日記風&ささやかな思索・批評


 メーデーは事前に登録した人数よりも20名ほども多くの会員が集まり、役員は嬉しい悲鳴。強風・雷注意報が発令されていたが、風もなく、心配された雷雨にも合わずに済んだ。会場からは虹も見ることが出来た。
 メーデー終了後、のんびり歩いて野毛にたどり着いたが、目当ての店がまだ開店していないとのことで、10分ほど店の外で待機。店のオープンと共に16名ほどで店内になだれ込むように席に着いた。2時間ほどで切り上げてきた。いつもよりは早めに帰宅できた。

 しかし北の空には黒雲が広がり、不気味である。今のところ我が家の周囲ではまだ降っていない。それどころか陽射しが相変らず強い。

臨港パークでのメーデー

2017年04月29日 06時15分34秒 | 読書
 本日は早起き。何しろ集合時間の1時間前には集合地点に行かないと、早い人は集まっている。

 本日のメーデーの参加予定者は60名近い。9時30分集合としている。それぞれのブロックごとに受付をしてもらうのだが、いつものとおり9時過ぎにはほぼ全員がそろってしまいそうである。問題は数人が時間どおりに来ると思われる。ほぼそろうと「早く会場へ行こう」と言い出す人が必ず出てくる。それをなだめながら全員でまとまって会場まで歩かないといけない。毎回のことながら、迷って会場にたどり着かない人も出てくる。また事前登録している会員以外にも参加する人もいる。
 9時30分までがまずは一仕事である。
 開場で飲み物を配布したり、退職者会ニュース用の写真を撮影し、最終的に参加者の名簿を回収するまでが一仕事。その間に現役の諸君との会話や、他の単組などの仲間との挨拶などと慌ただしいこと、限りない。いつも一服できるのは10分もない。ブースで買い物を楽しむことが出来るだろうか。
 最後にシートを畳んで、ゴミを片付け、旗を畳んで終了。作業をしながら二次会で野毛に繰り出すグループのどれかに声をかけて数人で参加する。野毛に向かうのはだいたいが12時半ごろになる。私の仕事はここまで。
 あとはワイワイと騒いで、15時ころに解散。年によっては三次会まで流れて、夕刻に帰宅。

 これがいつものパターンである。退職者会であるから、だいたいが65歳から上の人間ばかりだが、何しろ元気がいい。いいことではあるが‥。