Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

生暖かい強風と湿気

2018年09月30日 22時12分21秒 | 天気と自然災害


 19時頃から風が強くなり始めた。雨の区域の中心は神奈川県内を外れている。神奈川県西部では竜巻注意情報が出ている。
 ベランダに出てみると、生暖かい風で湿気が高いのがすぐにわかる。気持ちの悪い風である。そしてベランダの鉄の手摺りがその湿気で濡れている。
 20時半過ぎに瞬間最大風速18.9メートル、南南東の風を記録している。

 この風はとても気持ち悪い。窓を開けて部屋の中にこの風の運んできた空気をいれると、部屋中が湿気でそれこそ黴だらけになってしまいそうである。
 この風が一晩中続くと思うとやはり少し不安になる。落雷、風による樹木の枝折れなどの被害が心配である。

政治家のことば

2018年09月30日 21時00分12秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 我が国の首相が普段使うことばの漢字表記が読めないということと、その普段使っていることばが頭の中でリンクしていない、ということに多くの人は驚きあきれている。そして一国の首相としての適格性に疑問を持ってしまった。それがいつも繰り返されて慣れてしまうのが恐ろしい。政治に慣れは禁物である。腐敗が始まる。
 だが、もっとも大事なことがまだ指摘されていない。国会答弁の文章や、国連総会の発言の文章について、事前にチェックも読み合わせも行われていない、という重大なことが明らかになっているのだ。それを何ら反省し、改善していない、ということをもっと批判しなくてはいけないと思う。ましてそれを擁護する議員や、「識者」や取り巻きがたくさんいる。

 多くの不思議なことば使いがあるなかで最近、「背後」を「せぃご」と読んだことも記憶に新しい。読んだ本人が、「はて、こんなことばはあったかな」と普通は立ちどまる。あるいは事前に原稿を読んだときに立ちどまる。立ちどまらずにそのまま読んで平然としている、ということは、「せぃご」という聞いたこともないはずのことばが「正しい」とその場で思い込んでそのままにしてしまった、ということに他ならない。繰り返しになるが、原稿に書かれたことばと、頭の中にあることばがまったくつながっていないのである。どのような教育を受けてきたのか、多くの批判者がその過程に疑問を呈している。

 首相や政府の閣僚たる者、国会や国連総会や公的な演説では「正しい日本語」できちんと伝えるという基本をまずは官邸の責任、政府の責任、そしてさらには首相自身の責任として、こなしてもらわねばならない。事前の読み合わせ、事前チェックをキチンとするのが当たり前である。政治とはことばによって展開するものであるから。民主主義とは、組織で意思決定をし、組織としてことばを発していくのが基本である。むろん首相ないし総裁としての思いや方針はあるだろう。それも組織として検証しながら、さまざまな観点から軌道修正していくのが民主主義である。

 「日本を取り戻す」などというスローガンが好きな政治家が、正しい日本語にあまりに鈍感・無頓着であることに、「恥」を感じないとすれば、とんでもないブラックユーモアでしかない。ましてや、教育行政の統括もまた政府の重大な仕事である。日本語の乱れが、政治家、それも保守の政治家から始まる、というのもまたあまりのブラックユーモアであろう。

 むろん演説では、誰でも言い間違えはある。しかし「せぃご」などということば使いは、言いよどんだり、呂律がまわらなかったりというものとはまったく異質な間違いである。これら話題になった変な発言は、「言い間違い」とは言わない。「ことばを知らない」というのが正しい。「言い間違い」として「擁護」することは、正しいことばと、それを使って社会を動かす政治というものに対して、唾を吐きかけるのと同じではないか。

 また「ことば」によってマスコミに登場する「識者」こそ、このようなことばをないがしろにする政治家をキチンと批判する義務もある。言い間違いの揚げ足取りではなく、ことばによる認識のゆがみを正さなくてはならないはずだ。
 ことばに敏感でなくなった政治家と、「失言」が相次ぐ政治家のお粗末な「論理ならざる論理」「人を傷つける暴論」とが私には直結して見えてしまう。

 政治家ではない私も、労働組合の役員としての発言や、今はその退職者会の役員としての発言は、他の役員ときちんとすり合わせをした上で、慎重にする。常に複数の視点から鑑みて、まちがいがないか、会員を傷つけたりしないか、言い間違えや、知らないことばをつかっていないか、組合や会の方針と齟齬はないか、出来るだけの精査をする。それが組織の役員としての責任である。支部長としても支部の執行委員会での議論を踏まえない発言はしないし、挨拶や演説は基本的には事前に執行委員会に諮るものである。諮る時間がない時は、新しいことは言わずに、以前の発言を踏襲する。

 同時に個人での発言・ことば使いについても、何歳になっても慎重にならなければならない、と思っている。祝辞、弔辞、友人への手紙、会議での発言、先輩との会話等々、発言したことの是非や、その発言が誤解を与えていないか、相手に失礼だったのではないか、常に意識していることが「おとな」の条件でもある。
 政治家ならなおさらである。私たちはそのようにして生きているのではないだろうか。これは生涯つづくことである。わたしはいつも反省ばかりである。人からの指摘もあるし、あとから自分で気がつくこともある。それをしないと独りよがりと云われる。

横浜市域に大雨・洪水・暴風・波浪警報

2018年09月30日 19時03分15秒 | 天気と自然災害
 現在横浜市域には、大雨(土砂災害、浸水等)・洪水・暴風・波浪警報、雷・高潮注意報が発令されている。テレビの報道などからは、風速50メートルという予報もある。こうなると実際に体感したこともないので、どのような状況になるか想像もできない。大阪などのテレビ画面でしかその様子はわからない。体感するのとテレビ画面で見るのとは大違いと思われる。

 横浜市では各区、避難所も設置済みというメールが届いた。私は道路・下水・河川・公園の維持管理で現場対応ばかりだったので、避難所の運営に駆り出されたことはないが、大変な業務だといっていた。携わる業務が多岐にわたっている。
       【⇒http://www.bousai-mail.jp/yokohama/

 JR東日本と歩調を合わすかのように地下鉄・私鉄も多くが減便・運転見合わせ等を予定をしている。

 今のところ横浜市域では雨は降っておらず、風も吹いていないが、これがかえって油断を招きかねない。

横浜市域の一部で避難準備・高齢者等避難開始を発令

2018年09月30日 16時34分21秒 | 天気と自然災害
 16時の横浜市からの防災メールでは、市域の一部に避難準備・高齢者等避難開始を発令されたことが記されている。

★平成30年9月30日16時00分、避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。避難に時間のかかる方やその支援者の方などは避難を開始してください。
対象区域の詳細については、こちら。
【⇒http://www.city.yokohama.lg.jp/somu/org/kikikanri/taifu-sonae.html#kankoku
(港南区、磯子区、戸塚区の詳細については、各区役所に問い合わせ。)
<取るべき行動>
対象区域にお住まいの、お年寄り、子ども、障害のある人、病気の人など、避難に時間を要する方やその支援者の方は、避難行動を開始してください。
避難場所への避難が困難な場合は、建物の2階以上(斜面と反対側の部屋)に緊急的に避難しましょう。
対象区域外にお住いの方も、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、土砂災害に十分警戒いただくとともに、テレビやラジオ、インターネット等で最新の気象情報を確認してください。
▼災害情報TOPへ【⇒http://www.bousai-mail.jp/yokohama/


 横浜市域には、「大雨・強風・雷・波浪注意報」が発令されている。16時30分現在、レインアイよこはまを見ると横浜市域では弱い雨の区域が南から北に移動している。

台風24号関連

2018年09月30日 13時27分23秒 | 天気と自然災害
 先ほど10時30分ころ、横浜市から以下の防災メールが届いた。

★現在、横浜市域に台風24号が接近しており、本日(30日)の夜以降、激しい風雨となる可能性があります。
この台風は、暴風域を伴って本日の夜から明日の明け方にかけて神奈川県に最も接近する見込みです。
今後の気象情報に十分注意してください。また、災害への備えを、早めにもう一度確認しましょう。
①風で飛ばされそうな物は固定し、家の中へ
②側溝や排水溝の掃除
③避難時における持ち出し品の確認
④避難場所や経路の確認 
⑤お住まいの地域等に関するハザードマップの確認(市ホームページ>市政トピックス>命を守る!洪水ハザードマップ等)
※ 避難情報が発令されたら、隣近所で声を掛け合い、いち早く安全に避難しましょう。
▼災害情報TOPへ   【⇒http://www.bousai-mail.jp/yokohama/

 さらに次のようなニュースもあった。

★JR東日本は30日、台風24号の接近に伴い、同日午後8時以降、首都圏の全ての在来線を終日運休すると発表した。
 東北新幹線などについても同時刻以降は運休の可能性があるとしており、駅やホームページなどで利用客に早めの帰宅を呼び掛けている。10月1日は始発から平常通り運行するという。
 JR東によると、まず午後5時に中央線で高尾以西の運転を取りやめ、1時間後に上野東京ラインや湘南新宿ライン、京葉線などをストップさせる。午後8時には運休する対象を山手線や東海道線、中央快速・総武線、京浜東北線、埼京線、常磐線など首都圏全ての在来線に拡大する。
 東北、上越、北陸、山形の各新幹線も午後8時から運休する列車があるとしている。
【⇒https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180930-00000028-jij-soci
 

「図書9月号」から

2018年09月30日 11時05分42秒 | 読書
 「図書9月号」を遅ればせながら今朝になって読んだ。

・戦争中のお笑い芸人四人組     司  修

・かつてあったいいことは      若菜晃子
「(アメリカの)児童図書館が時代の趨勢に従い変容しているのを目にし、その行く末を案じ、当時の同僚に問いかけたところ、「かつてあったいいことは、どこかで生き続ける」と言ったと書き記している。‥先の見えない暗闇を進んでいくときの確かな光明になる。‥言葉とは、こうして書物を通して、目には見えないところで人々の心に受け継がれていく‥」
 私はこのようには楽観は市内異にしている。暗闇は光明を消してしまう。なかったこととして抹殺する。光明とはどのようなものなのか、それすらわからない。抹殺されたものが受け継がれる、とは一般化してしまうことは何も言ったことにはならない。私は暗闇どころか、暗黒の中に放り出されていないか。悲観が私を覆っている。

・ギュスターヴ・モローと亀      稲賀繁美
「レオン・ド・ロニーは日本人画家として最初にパリのサロンに入選を果たした五姓田義松に依頼して、イザナキ・イザナミの国生みの逸話の挿絵を、自筆のフランス語訳「古事記」抜粋に肉筆で描きこませている。パリの山本芳翠は吉松とも親密な仲。芳翠は、なぜ帰国後の大作に海幸・山幸の話題を選んだのか。浦島を乗せる巨大なウミガメを描いた芳翠は、日本通の大画家モローが《オルフェウスの竪琴》の隅に佇ませていた一対の陸亀に想いをはせる折節はなかったのか?」

・ジョン・レノンとブルードン     細見和之
「1840年代の時点で、当時の共産主義者たちの思想が実現されれば国家権力による非常な独裁に至らざるを得ないことを、プルードンは危機感をもって執拗に説いている。その後の社会主義革命の歴史は、まさしくブルードンの予言通りに展開したとしかいいようがない。‥プルードンを読みながら、そして「イマジン」を聴きながら、ここから近代というものをやり直すことはできないものかと、私は一種の夢想に駆られる。」

・江戸の編集者            横田冬彦
「書物とは、ただ作者の原稿を印刷、製本すればできあがるというものではない。‥第一に、文章表記や図版・装幀など造本そのもの。第二に、宣伝や販売の戦略。第三に、本書の読み方・活用に仕方についての手引き。第四に、読者との双方向的関係の構築。‥どのようにその書物を読んで欲しいかを諭し、書物でものを考えるという文化的構造を生み出すための工夫である。これは今日いうところの本の編集者・製作者(エディター・プロジューサー)の役割である。‥日本の「書物文化」の草創期をになった書肆たちの初志と苦心が、作者と読者の間に編集者という役割を生み出した」

・テッド・オア・アライヴの彼岸    ブレディみかこ

・大きな字で書くこと はじめての座談会   加藤典洋

・二次元と三次元           齋藤亜矢

・渡し賃をとられた天皇        三浦佑之
「今回述べてきた問題は、出雲と熊野との関係を考える上で避けて撮れない課題だが、解決の糸口が見つけられないままに時が過ぎる。地理的な隔たりの大きい古代の出雲と熊野とをつなぐのは、回路以外には考えられない。本連載と並行して継続する連載「出雲神話論」(『群像』)のなかで展開できればと考えているところである。」