先ほど夜のウォーキングを20分ほど行ってきた。いつも歩数計の読み取りなどで利用しているドラッグストアまで出向いたら、すでに暗くなっていた。
これまでは23時まで開店しており、3月下旬から22時閉店となっていた。入口の張り紙を見たら本日から20時閉店となっていた。
時々便所を使わせてもらっていたが、本日はそれは必要なかったので助かった。便所が必要になっていたら困ってしまう。
私が入口で張り紙を見ている間にも数人が張り紙をのぞき込んでいった。みな戸惑っていたようだ。
「ゴヤⅣ」(堀田善衛)はようやく最後の山場ともいえる「黒い絵」に関する記述の半ばまでたどり着いた。本当に「ようやく」である。言い訳を探せば、目の手術など外的要因もあったし、年末から年始にかけて実にいろいろなことがあった為である。
しかし収録されている図版がモノクロでもあり、さらに小さいので、図版を見ながらの読書は見にくい。とくに目を近づけても焦点は合わないので、細かく図版を見ることができない。しかも我が家にはゴヤの作品集がない。
版画集などはとくに細部を見たくとも断念して文章だけを読んできた。だが、最後の「黒い柄」はできれば1点でも2点でもはっきりしたものを見たい。「わが子を喰うサトゥルヌス」「運命の女神たち」は他の美術の解説書に少し大きめの図版があるのだが、「黒い絵」の他の作品が見たいのである。
美術書は実際に手にとってみないと、求める作品が収録されているか、確かめることができない。
有隣堂が休みになってしまって、途方に暮れている原因の一つでもある。伊勢佐木町にある本店に出かけるしかないようだ。
なお、横浜市の18区の図書館は現在閲覧ができない。
天気もよく風もほとんどない気持ちの良い天気であった。いよいよソメイヨシノもおしまいになってきた。今年は花の期間が長かったこともあり、桜特有のパッと散る醍醐味は無かった。少しずつ長い時間をかけて散るさまもなかなかいい。
本日は最後の散り際を見たいと思い、二人で自宅から横浜駅の間をブラブラ歩いてきた。今年は見に行かなかった桜の見映えする道を通ってみた。
横浜駅すぐ近くの高台にある公園では、学童保育の生徒30人ほどが賑やかに思い思いに体を動かしているのを見ながら、日陰のベンチに座りお茶を飲んでいた。一昨年に見たヤエザクラの花が咲き始めており、ケヤキの芽ぐみとともに目を楽しませてくれた。ヤマブキの黄色い花もちょうど咲き始めたばかりであった。
横浜駅西口の地下街は人通りも少なく、歩行は快適である。しかし地下街の中核ともいえる広い有隣堂が締まっており、年に数回ある一斉休業のときよりもさびしい感じがする。
高島屋の地下の食料品コーナーは天井も低く、いつも狭い空間に人がごった返しており、滅多に行かない場所であるが、本日は閑散としていた。
スーパーや野菜・魚類の呼び込みで賑やかな一角も、活気を感じなかった。若干の買い物と、ワイン一瓶を購入。地下街の密閉された空間はどこか息苦しさがある。呼び込みの声や人の活気がないとかえってその密閉された空間を強く意識してしまう。早々に地上に出て、重い買い物袋を提げて歩いて帰宅。
横浜駅東口までは買い物袋を下げていることもあり、足を延ばすことはしなかった。