Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

引き籠りは性に合わないが‥

2020年04月26日 22時42分30秒 | 天気と自然災害

 本日はほとんど外に出ることなく過ごしてしまった。夕方に食材が足りないとの依頼で2500歩ほど歩いてコンビニで用を足した。先ほど夜のウォーキングを3500歩ほど。
 かなり物足りない。昼間は風が強く、歩くのも一苦労。建物の北側だけを或るのであれば問題はなかった。夜は強風注意報も解除になり、ウォーキングには悪い条件ではなかったものの、何となくグダグダしているうちに時間ばかりが過ぎてしまった。

 なんとも怠惰な生活になってしまった。外出自粛要請だし、リスクの高い外出はしたくないので、せめて自宅では充実した時間を過ごしたいとは思っている。しかしそれが性に合わない。まるで子ども、と言われている。

 この時期に、退職者会ニュースの校正刷りを依頼し、そして印刷までお願いしている。それも何となく後ろめたさすら感じている。

 明日の横浜は天気が下り坂。午後からの降水確率は60%、北風強く、最高気温18℃との予報が出ている。
 明日も引き籠りにならざるを得ないようだ。

 


謡曲「海士」

2020年04月26日 20時27分42秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 家にずっといると結局読書もしないでボーっとしている時間のほうが長いような気がする。読書もそれほどはかどらない。このようなときは謡曲などに目をとおすのもいいものである。
 「なみだふるはな」を読んでいる間に、謡曲の「海士」を捲ってみた。以前に読んでいる。数回は読んだと思う。
 この曲は藤原北家の房前(ふささき)の出生譚。

 房前大臣は母の追善に讃岐の志度(しど)寺に行く。海士が、水底の月を見るために梅松布(みるめ)を刈るよう命ぜられた昔話を語る。大陸からもたらされた玉をこの浦で龍神に奪われ、房前の父、鎌足が海士と契りを交わし、宝珠を取り返せば子を世継にすること約束。海士は命がけで竜宮に向かい宝珠を取り戻す。語り終えた海士は、自分が房前の母だと名乗り海中に消える。房前は亡母の手紙を読み十三回忌の供養とする。龍女姿の母の霊が現れ、法華経の功徳で成仏したと喜び舞を舞う。

 この曲は、海士が玉を取りに行く場面「玉ノ段」が印象的である。
「大悲の利剣を額に当て、龍宮の中に飛び入れば、左右へばつとぞ退いたりける。その隙に宝珠を盗み取つて逃げんとすれば守護神追つかく。かねて企みしことなれば、持ちたる剣を取り直し、乳の下をかき切り玉を押しこめ、剣を捨ててそ伏したりける。龍宮の慣らひに死人を忌めば、あたりに近づく悪龍なし。約束の縄を動かせば、人びと喜び引きあげたりけり‥」
 写実的にと思ってしまうほどで、明治期の神話に題材をとった「歴史画」などを思い出してしまう。

 なお、引用は新潮日本古典集成「謡曲集 上」による。 


茨城県南部などで震度4

2020年04月26日 12時28分40秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

  26日09時49分ころに地震があった。震源地は、茨城県南部(北緯36.2度、東経140.1度)で、震源の深さは約70km、マグニチュードの速報値は4.8という。
 震度4は、水戸市、石岡市、筑西市、坂東市、鹿沼市、小山市、板倉町、春日部市、柏市の5県9市町に及んだ。
 発生個所は頻繁に地震が起きる場所だが、油断は禁物。

 横浜では震度2。1分を超える長い揺れに感じた。
 震度4では現在は家屋被害はないと思われるが、屋内での家具倒壊などは心配。私の経験では、道路の上法(うわのり)で土が剥き出しで水が滲み出ているところは震度4でも崩落することもある。1立方メートルの土でも人が埋まれば脱出は不可能。命が危険となる。
 ウォーキングや散歩の時はそのような場所や、ブロック塀、膨らんだ石積み、廃屋、大きな貼り出し看板、仮設足場などの傍は、普段から目星をつけて避けるようにしたいものである。