先ほど記事をアップしたときにはすでに弱い雨が降り始めていたようだ。これからしばらくは少し強めの20ミリ程度の雨が降りそうである。ウーロン茶を飲みながら30分に満たなかったけれど読書タイム。
本日住宅街にある梅の木に小さな青い梅が鳴っているのを見つけた。
★青梅をかむ時牙を感じけり 松根東洋城
この句、ネットの解説では青梅を噛むとき、その硬さ故に歯に牙があるように感じる、という解釈をしていた。初めてこの句を見たのだが、私は青梅の強い酸味の刺激ゆえに梅の実自体が私に牙を剥いているように感じたのだと思った。
ネットでの解釈の方が自然にも思えるのだが、種を人に食されないように酸味によって種を覆っているという自然の力を感じるのも悪くない解釈だと未だに思っている。
俳句は短いので、どこか言葉が足らずにいろいろな解釈を生む。誰が誰を、という基本が曖昧なところが、俳句の面白味と云えば面白味である。
親に、毒だから青梅をかじってはダメ、といわれながら恐る恐るかじってみたときの記憶がよみがえってくる。