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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

読了「聖母の美術全史」

2022年07月26日 23時20分19秒 | 読書

   


 「聖母の美術全史 信仰を育んだイメージ」(宮下規久朗、ちくま新書)を読み終わった。本日読んだのは、第7章「近現代の聖母 衰退から変奏へ」と「おわりに」、「あとがき」。

「かつて美術の主流であった宗教美術は、教会や寺院と不可分の関係にあり、宗教空間の中で息づくものであった。‥本来の場所の光や雰囲気の中ではじめてその真価を発揮する。‥19世紀に美術館や展覧会といった精度が出来、‥美術作品は教会や宮殿といった建築や場所の制約を受けない、自立した存在であると目されるようになる。宗教美術は、神話や風俗を描いたものと同等に格下げされたのである。」(第7章「近現代の聖母」、1.「十九世紀美術の聖母」)

「聖母子や「慈愛」の擬人像が近代社会で世俗したものが母子像だと見ることが出来る。聖母子への嗜好がキリスト教や教会の制約から逃れてより普遍的な母性を表現したものに発展したとみてもよいだろう。」(同、2.「世紀末から二十世紀の聖母」)

「聖母は紀元後の人類のほとんどの文化史に影を落とし、美術の主要な要素を形作ってきた。母子という、人間社会に見られる最大の愛情を結晶させ、彫琢したのが聖母像だったからである。この世に苦悩や悲嘆のあるかぎり、聖母のイメージは今後も人々の心情と造形の中から消え去ることはないであろう。」(おわりに)


かかりつけ薬局

2022年07月26日 20時18分46秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 雨は上がったものの、18時過ぎても80%を超える湿度が続いている。15時前にかかりつけの眼科を受診。8月のお盆休みをまたぐのでいつもより多めの点眼薬をお願いして処方してもらった。それほど混んではいなかったが、薬局のほうが混んでいた。他の内科の医院の処方箋を持参している人が多いように見受けられた。
 私は、市民病院も、いつも受診するかかりつけ医もすべて薬局は一つに決めているので、他の薬局と値段の比較をしたことがない。親のかかりつけ医の同じ薬の値段が、病院の近くの薬局によって大きく異なることに、妻が気がついた。妻のかかりつけの薬局は値段の安い方の薬局にしたようだ。
 私のかかりつの薬局の傍にも複数の薬局があるが、わざわざ値段を比べるために調査するのが面倒である。
 ということで、私は多少の値段の差には目を瞑ることにしている。

 


大雨・洪水・強風・雷注意報

2022年07月26日 10時38分37秒 | 天気と自然災害

 朝はカラスの集団の鳴き交わしで目が覚めた。同時に雷鳴にびっくり。「大雨・強風・雷・洪水注意報」というメールが配信されていた。
 平塚・藤沢・茅ヶ崎の湘南地域には大雨警報となっていた。強い雨の区域が相模湾から北東に移動している。雷光は認識できないものの、雷鳴がずっと続いている。風も強い。

 いつもの眼科に行くつもりだが、この雨と風ではつらいので、雨は昼過ぎには上がるという予報を信じて、午後からの診察を受けることにした。日曜日に紹介してもらった眼科で点眼薬を処方してもらったので、ゆとりが出来てとてもありがたい。