家の近くのフラワー緑道まで遠回りで3500歩ほど。朝の病院の付き添強いで1500歩ほど。帰りに2000歩ほど。合わせて7000歩ほども歩いた。
特にフラワー緑道までの3500歩は炎天下を歩いて、汗をだいぶかいた。心地よい汗であった。
フラワー緑道の木陰のベンチで冷たいお茶を呑んで一服してから数枚の写真を撮ってみた。気に入ったもの撮れなかった。いつものようにありきたりの写真である。シオカラトンボを見つけたが動きが早く、杖を突いていてはとても追うことはできなかったばかりか、1分もかからないうちに視界から消えた。
収穫は、久しぶりに汗らしい汗をかいたことである。杖を突いてのんびりとした散歩であるが、強い日差しを背中から受けて下着がびっしょりとなるくらいの汗をかいた。気持ちよく汗が出てきたことが何よりも嬉しかった。汗が出ないで体に熱が籠るようならばどうしようかと心配していた。
明日も膝の状態が悪化していなければ、この程度には歩いてみたいものである。
午前中は歯医者に通う親の付き添い。すぐ近くなので往復10分の歩行と、待合室での待機だけで済んだ。
しかし暑い。丸8か月運動らしい運動をしていないので、そろそろ皮膚にある汗腺も退化し始めている可能性がある。汗が出ずに体温を放熱しなくなり、熱中症にかかりやすくなるといわれた昔を思い出す。
小学校高学年からあまり外で遊ばなくなり、体育の教師とはとうとう高卒までそりが合わないまま(というより敵意を持ち続けて)10年以上をすごした。外で汗をかいて走り回ったり、散歩することすらしなかった。
大学に入って、徒歩通学の時間が長くなり、授業もつまらなかったので、仙台市内をずいぶん歩き回った。そのころから汗をかく心地よさを知るようになった。体を動かすことが楽しくなったと思う。性格も少しだけ明るくなったような気分になった。はた目から見てどう見えたかはわからないが。
だからスポーツは苦手で、歩くことばかりしていた。歩くこと、ジョギング、山歩き以外の体の動かし方はまったく知らないに等しい。ボールを投げることの基本も知らずに、三里塚現地で石ばかり投げていたら、二日目には肩を痛め、小石ひとつ3mも飛ばせなくなって今に至っている。
この歳になって、膝と腰に負担をかけずにどう体を動かして、汗をかく運動をしたらいいのか、暗中模索である。