Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

地震被害の拡大

2024年01月01日 21時12分24秒 | 天気と自然災害

 政府や原子力規制庁の記者会見では、「使用済み燃料プールのポンプが止まったが、再起動して今は異常がない」とか「火災が発生したが、消火して問題はない」などの発表があった。しかし「なぜポンプが止まったのか」、「火災の発生の原因は何か」への言及はなかった。しかも報道されている範囲、私が視聴した範囲では、記者からも質問は出ていない。
 発表するほうもひどいが、質問しないマスコミもひどいものである。これでは「原子力規制庁や政府の発表の垂れ流しマスコミ」と悪罵を投げかけられても致し方ないように思える。情けないものがある。

 さて、震度5強を記録した柏崎市内に住む友人から「無事」とのメールが届いてホッとした。こういう時には、慌ただしい状況であったり、実際に被害に遭われているときにメールや電話をして迷惑になってしまっては、申し訳ない。安否確認もすぐにはできない。親族の場合とは違い、やきもきするしかない。
 2011年の大震災の時も同様であった。仙台市内と周辺に住む多くの友人とどう連絡を取ったらいいか、ずいぶん悩んだものである。
 当時は携帯電話も固定電話も通じず、1か月くらいしてからこちらから恐る恐る電話をして、みんなに人的な被害が無いことを確認した。

 輪島市内の大規模火災の恐ろしさを目の当たりにしている。夜の余震による被害も想定される。明日明るくなってからさらに被害が明らかになると思われる。
 地方自治体などの職員、病院・介護施設などの関係者、消防、建設職場、公共インフラの管理者等々の第一線の人々の安全確保、そして、二次災害回避も大切なことである。


能登地方の地震と津波

2024年01月01日 19時10分16秒 | 天気と自然災害

 元旦ということで、出かけることも無く、妻とミステリー番組などを見ていたら緊急地震速報がでてびっくり。最初の速報では揺れが無く、能登地方で震度5強の表示がでた。家屋被害や人的被害も想定されるが、それほどでもないと、思った。
 ところが直後に再度緊急地震速報が出て、関東地方まで範囲が広がっていた。しかも震度7という表示が出て、山崩れや津波などの被害も想定され、大変なことになったと思った。
 横浜では最大震度3で、ユックリとした遠隔地地震の特徴どおりであった。

 最大震度7、深度は「ごく浅い」と表示され、マグニチュードは7.6。

 東日本大震災をもたらした地震がマグニチュード9.0であったので、地震自体の規模はだいぶ小さいが、深度が浅く、影響は大きいと思われる。

★令和6年1月1日16時24分 気象庁発表
 1月1日16時10分ころ、地震がありました。
 震源地は、石川県能登地方(北緯37.5度、東経137.2度、輪島の東北東30km付近)で、震源の深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は7.6と推定されます。
 津波警報等(大津波警報・津波警報あるいは津波注意報)を発表中です。
 この地震について、緊急地震速報を発表しています。
石川県 震度7    志賀町
    震度6強   七尾市 輪島市 珠洲市 穴水町
    震度6弱   中能登町 能登町
    震度5強   金沢市 小松市 加賀市 羽咋市 かほく市 能美市 宝達志水町
    震度5弱   白山市 津幡町 内灘町
新潟県 震度6弱   長岡市
    震度5強   新潟中央区 新潟南区 新潟西区 新潟西蒲区 三条市 柏崎市 見附市
           燕市 糸魚川市 妙高市 上越市 佐渡市 南魚沼市 阿賀町 刈羽村
    震度5弱   新潟北区 新潟東区 新潟江南区 新潟秋葉区 小千谷市 加茂市
           十日町市 五泉市 阿賀野市 出雲崎町
富山県 震度5強   富山市 高岡市 氷見市 小矢部市 南砺市 射水市 舟橋村
       震度5弱   滑川市 黒部市 砺波市 上市町 立山町 富山朝日町
福井県 震度5強   あわら市       震度5弱   福井市 福井坂井市
長野県 震度5弱   長野市 信濃町 栄村
岐阜県 震度5弱   高山市 飛騨市

 津波の情報は、更新のたびに高い津波が押し寄せているようだ。津波だけでなく、山崩れ、地すべり、液状化、火災、道路とその地下埋設物の水道・ガスなどの損傷も心配である。すでに大きな火災の発生も報道されている。
 余震の震源域の範囲も注視していきたい。被害の様子が少しずつ伝わり始め、さまざまな被害が報道され始めている。

 私が一番怖いと思うのは、不確かな情報に基づく流言飛語である。不確かな情報を信じない、自らが発信する立場に立たない、ことはとても難しいことでもある。誰もが広範囲で情報発信できる立場になっているのが、現在の情報社会である。
 どのような対応ができるのであろうか。とりあえずは、行政とマスコミの情報を冷静に見極めることがまず第一歩の対処方法でしかない。