ずしんと重みのある、今忘れられている何かを取り戻すような直球映画だ。まさに「手紙」すなわち心のほとばしりは人間の伝道なのだ。
説明調の前半から動きが出てき始める後半になって急に原作者東野圭吾の究極の人間としてというテーマが前面に出始める。
ラストの、漫才をしているはずなのに、笑い転げるはずなのに、観客を号泣状態に入らせるその演出力はすごい。映画だからできるその描写力。どちらかというと若者が見向きも . . . 本文を読む
素晴らしい普通の、よく誰でも経験するような自然体の愛の物語だ。いたく感動しました。
セリフも登場人物の動きも空の色までがすべて作ったところがなく自然だ。こういうのってすがすがしくいいですよね。
こういう自然さは、周辺描写まできっちりと描いているからこそ、現れるんだろうなあ。この監督、かなりできると思う。かなりの才能を持っていると見た。驚きました。
こういうじんわりと出る涙はきっと美しいに違いない、 . . . 本文を読む