前篇ほどのアクション的な興奮は後編にはないが、死神を介したLとの1対1の対決はなかなかスリリングで、さすが息を呑むほどの面白さもあった。
戸田恵梨香の軽さのキャラも意外と藤原竜也に恋する強さも表せていたし、何より松山ケンイチの頭脳タンクは観客に挑戦させる盾として演劇的高揚さえ感じたほど。
ラストの展開も観客を納得させるものであり、どんでん返しというほどでもないが、あっといわせるミステリー仕立てにし . . . 本文を読む
水彩画で描かれたさまざまな愛の終焉の風景画。いやあ、意外と良かったので涙ぼろぼろでした。消防士との恋。けなげに生きている二人なのに別れは突然やってくる。相手への思いやりが深ければ深いほど神様は邪魔をしてしまう。
7人のこびとと白雪姫のぬいぐるみの人たちの人間への慈しみ、優しさ、連帯感は突き抜ける愛のいとおしさを感じる。人の心の触れ合いのいじらしさ、大切さを描いて名品。
もう終わっているはずの愛に気 . . . 本文を読む
俳優は売れっ子、演技派の4人を起用。お金もかけている。香港では珍しいミュージカル仕様。ハナシも10年前の恋愛を巡る三角関係とそれぞれの生き様を巡る女1男2という映画では絶対の定番なのに、面白くないという非合理。
何か、昔の日本の新派みたいなストーリーとリアリティーの欠ける主人公の心情。
女を中心に動いているのなら女の心情をしっかりと書くべきなのに、浮遊しているような女の気持ちとわけの分からないうじ . . . 本文を読む
舞台劇の雰囲気を強く匂わせる意欲作。ミステリー手法で青春の欠落感の漂泊を問うている。ただ、ぎこちない演技やあまりお金をかけていない質素さも目に付き、この映画の意図していた部分が前面に出ていたかどうか、、。意気込みは買う。
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