ずしんと重みのある、今忘れられている何かを取り戻すような直球映画だ。まさに「手紙」すなわち心のほとばしりは人間の伝道なのだ。
説明調の前半から動きが出てき始める後半になって急に原作者東野圭吾の究極の人間としてというテーマが前面に出始める。
ラストの、漫才をしているはずなのに、笑い転げるはずなのに、観客を号泣状態に入らせるその演出力はすごい。映画だからできるその描写力。どちらかというと若者が見向きもしないテーマだけれど、にもかかわらず、みな、一つの方向を見させる映画のチカラに拍手を贈りたい。良心作です。いい映画です。
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説明調の前半から動きが出てき始める後半になって急に原作者東野圭吾の究極の人間としてというテーマが前面に出始める。
ラストの、漫才をしているはずなのに、笑い転げるはずなのに、観客を号泣状態に入らせるその演出力はすごい。映画だからできるその描写力。どちらかというと若者が見向きもしないテーマだけれど、にもかかわらず、みな、一つの方向を見させる映画のチカラに拍手を贈りたい。良心作です。いい映画です。
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好感の持てる映画でした。こういう作品は大好きです。
富豪の娘吹石一恵とのラブシーンでは「陽のあたる場所」がチラッと浮かびました。彼女がエリザベス・テイラーに重なり、山田孝之にモンゴメリー・クリフトが重なりました。
ただどう見てもシェリー・ウィンターズには重ならない江尻エリカには拍手したくなりました。