7/21
今日は祝日だそうだ。こんな日は家でゆっくり片付け物でしていればいいものを、まさに猛暑の気候なので家にいても空調を利かしているに過ぎないことは分かっているので、またいつものように梅田に出る。
まずシネ・リーブル梅田で「百万円と苦虫女」。
結構満席。内容が身近なものでいい映画だ。こんな親近感の溢れる映画も珍しい。秀作であるからにしてなんだろうが、、。
昼食は早めに地下のレストランでいつもハ . . . 本文を読む
意外と面白かったので、楽しめました。3つの挿話とリリィの関係が、図式的で少々数学の証明を解くがごとく理路整然としていてすっきりし過ぎているなあとも思ったけれど、結構明快でよろしい。
3挿話がそれほど重くはないのだけれど、食事をして話を聞くだけでみんな救われていくというのは、哀しいけれどこれが現代なんでしょうか、、。でも、いつも話を聞いてるだけのリリィが一番救われていないというのがこの映画のミソな . . . 本文を読む
現代版小津の東京物語とも言えようか、この映画は家族の姿を現代という立脚点から探り出すことに成功している。
完全な家族映画であります。ある夏の日に兄妹がそれぞれ家族を連れて親の家にやってくる。料理のこしらえから始まる会話の妙。母親、娘の突っ込みと受け。ほとんどアドリブではないか、と思われるほど自然でしかも険のある会話。どこの家でも心当たりのある空気のいぶり方が素晴らしい。
樹木希林がYOUの髪を . . . 本文を読む
そこらにいる等身大な主人公、一つひとつのエピソードがごく自然で現代に生きるものにとってすこぶる共感できるものとなっている。
フリーターで生活をしている人は限りなく多く、その人たちの目線はすなわち現代の目線でもある。主人公は自分探しでなく、むしろ自分を見たくないのだという。そうなんだよね、自分探しの映画も今まで数あれど、すべて主人公は自分に対して積極的だったなあ。自分を見つけたいんだ。
でも、こ . . . 本文を読む