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パーク アンド ラブホテル (2007/日)(熊坂出) 75点

2008-07-24 14:17:49 | 映画遍歴
意外と面白かったので、楽しめました。3つの挿話とリリィの関係が、図式的で少々数学の証明を解くがごとく理路整然としていてすっきりし過ぎているなあとも思ったけれど、結構明快でよろしい。

3挿話がそれほど重くはないのだけれど、食事をして話を聞くだけでみんな救われていくというのは、哀しいけれどこれが現代なんでしょうか、、。でも、いつも話を聞いてるだけのリリィが一番救われていないというのがこの映画のミソなんですね。

だって、彼女のホテルの前だけにいつもゴミが散らばっている。彼女はいつも古いちりとりと箒でそれを片付けている。ゴミ箱もいっぱいになればパンクする。彼女こそ救われるべき人なのであります。

と、こう思っていたら、最後見事彼女にも明るさが見えてくる。屋上のゴミ箱の使い方がうまい。うーん、うまくまとめたね。出来すぎといったほうがよさそうか、、。それほど起承転結がはっきりしている。でも、つべこべ言わずいい話だね。この映画の流れは大好きだ。

関係ないけれど、連れ込みホテルは部屋は昔風で、穢かったけれど、2,500円なんだから仕方がないか。でも安すぎないですか? 休憩のみで、泊まりがないところも修正テープで繕っている辺りうまいね。でも、屋上の公園はそれほどみんなのオアシスとなるほどのものとは思えなかったのは僕だけでしょうか、、。(関係ないか!)

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