ようやく今年の猛暑も日本列島から去ろうとしているようだ。何せ110年ぶりの酷暑。今、戸籍上だけの人は除き、ほぼ生きている全員が経験したことのない歴史的な暑さだったと言えるのだろう。
30度は越えていても、太陽を感じる皮膚は柔らかい日差しに感謝する。風も心地よい。これから寒くなる季節までこんないいときを感じることができるのだ。こういう思いも例年は感じることがないので、今年は自分自身本当に季節をその . . . 本文を読む
映像を前面に出した演出方法がいい。前半は特に敢えて説明を省き、ほとんど映像でぐいぐいと引っ張っていく。映画とは小説ではないのだから、なるべく映像で説明すべきと僕は思っている。そんな映画の文法の教科書でもある作品である。
その映像の何とりりしく優雅なことよ。どこのシーンを取っても一流の絵画である。素晴らしい感性を持った作品である。風にそそぐ木々の葉の揺れが命の揺らぎを感じさせる。
画家とは何なの . . . 本文を読む